@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064123, author = {川口, 拓之 and その他 and 川口 拓之}, month = {Nov}, note = {【目的】全身性および局所性刺激に対する血行動態の変化を血管枝ごとに解析し,血管径を基準として比較した.【方法】イソフルレン麻酔下の6~8週齢SDラットの体性感覚野の頭骨を薄く削った.FITC染色した赤血球と血漿マーカー(QDot605, invitrogen)の混合液を画像取得開始から数秒後に内頚動脈へボーラス投与したときの脳表の動画像を共焦点レーザー顕微鏡で測定した.血管拡張剤ニトロプルシドナトリウム(SNP)投与下および前肢電気刺激下でも同様のプロトコルによって測定した.昨年度に報告した時空間解析ソフトウェアを用いて,動画像から動脈および静脈の領域抽出をおこない,それぞれの領域を血管枝ごとに分割した.コントロール時の血漿流の径を基準として動静脈を6分類 (LA, >50; MA, ≦50, >25; SA, ≦25; SV, ≦50; MV, ≦50, >100; LV, >100; [μm]) して,SNP投与下および前肢刺激下での赤血球流と血漿流の径の変化率および通過時間の変化を解析した.【結果と考察】SNP投与下では,赤血球流の径は血漿流の径よりも拡張した.拡張率の差はMAで最大となった.通過時間は血漿流と赤血球流のどちらでも延長したが,血漿流でより顕著であった.これは,SNP投与に伴う血管拡張によって流速が低下し,血漿層の厚みが相対的に減少したことを意味している.前肢刺激下では,全体的には血漿流の径は変化せず通過時間は短縮したが,SAでは血漿流の径が拡張し通過時間は変化しなかった.【結語】全身性および局所性刺激に対する血行動態の変化を血管径で分類して解析した結果,SNP投与下では径が25~50μmの動脈が最も大きな影響を受けたが,脳賦活時の血流調整は25μm以下の動脈が反応するという血管径依存性が明らかになった., 第22回日本脳循環代謝学会総会}, title = {SNPおよび前肢刺激に対する血行動態変化の血管径依存性の解析}, year = {2010} }