@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064120, author = {武田, 志乃 and 鈴木, 享子 and 春本, 恵子 and 吉冨, 友恭 and 磯, 浩之 and 石川, 剛弘 and 及川, 将一 and 島田, 義也 and 武田 志乃 and 石川 剛弘 and 及川 将一 and 島田 義也}, month = {Nov}, note = {近年、劣化ウラン弾汚染や世界のエネルギー情勢の変化に伴う原子力資源獲得競争による環境負荷の懸念などを背景に、ウランの毒性影響に関心がもたれている。これまでウランの適切な局所分析法がないために、ウランの組織局在性と組織障害との関係は十分に理解されていなかった。そこで我々は、シンクロトロン放射光を用いた微小ビーム分析によりウランの腎臓内挙動と毒性影響の関係を調べ、ウランが下流部位の近位尿細管に選択的に蓄積し、組織損傷を引き起こしていることを示してきた1)。ウランは重金属としての化学毒性と放射線毒性を持ち合わせた核種であり、その作用機序を理解する上で、細胞局在を把握することはきわめて重要である。化学毒性機序の解明には、標的細胞におけるウラン蓄積と毒性影響の量-反応関係の解析が必須である。また、α線核種であるウランの場合、隣接する細胞間距離に相当する30 µm付近でエネルギー付与が最大であることから、ウラン腎毒性における放射線影響寄与を考えるためには、ウランの細胞局在の局所量を明らかにする必要がある。 PIXE分析法は定量性に優れることからマイクロPIXE分析による組織中ウランの局所解析が期待できる。現在、放医研PIXEシステムでは核燃料物質を含むサンプルの取り扱いができないが、我々は将来的なマイクロPIXEによるウランの局所定量の実現に向けて基礎検討を開始した。本研究では、これまで開発してきた薄切分析標準手法2)により、ウランの検出エネルギー近傍の元素であるルビジウムを用いた検出感度評価、ならびにウランと生体内相互作用が知られるリンや同族元素のカルシウムなどの軽元素についての薄切分析標準の適性評価について報告する。, 第27回PIXEシンポジウム}, title = {マイクロPIXE分析による組織中ウランの局所定量測定に向けて}, year = {2010} }