@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064068, author = {篠藤, 誠 and 山田, 滋 and 篠藤 誠 and 山田 滋}, month = {Oct}, note = {【目的】現在、当院では局所進行膵癌に対するゲムシタビン(GEM)併用重粒子線治療の第I/II相試験を遂行中である。これまでの治療経験及び重粒子治療の効果と意義について報告する。 【方法】対象は2007年4月から2010年7月まで、切除不能局所進行膵癌に対してGEM併用重粒子線治療を施行した50例である(男:女 34:16、平均年齢63歳)。まず、重粒子線治療の線量を43.2GyE/12回に固定し、GEMの容量を400mg/m2、700 mg/m2、1000 mg/m2と増量した。その後、GEMを1000 mg/m2に固定し、原則として5%ずつ50.4GyE/12回まで重粒子線の線量増加を行った。照射野は主腫瘍・明らかなリンパ節転移及び、所属リンパ節領域への予防照射も含む範囲で設定した。GEMは重粒子線治療開始と同時に始め、3投1休を1kur施行し、以後は再発するまで無治療にて経過観察とした。 【結果】Grade3以上の早期有害事象としては白血球減少が29例(58%)と最も多く、食欲不振6例(12%)、感染症1例(0.2%)の順であった。他、重篤な合併症はみられなかった。晩期有害事象も含め、重篤な消化管出血、潰瘍を来した症例はこれまで1例も認められていない。全症例の1年局所制御率は77%で、特に高線量照射群(45GyE以上)では局所再発は25例中1例のみ(1年局所制御率88%)と非常に良好であった。また、高線量照射群では18例(72%)が現在も無再発生存中である。1年生存率66%、2年生存率34%、生存期間中央値18ヶ月であった。 【考察】重粒子線治療はfull dose (1000 mg/m2)でのGEM併用投与を安全に施行する事ができた。また、線量増加による有害事象の頻度増加は見られず、さらなる線量増加は十分可能と考えられる。局所制御には線量依存性があり、線量増加に伴い無再発症例が増加し、長期生存が期待される。, 第7回日本粒子線治療臨床研究会}, title = {局所進行膵癌に対するゲムシタビン併用重粒子線治療}, year = {2010} }