@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064050, author = {島田, 義也 and 西村, まゆみ and 今岡, 達彦 and 臺野, 和広 and 柿沼, 志津子 and クリフトン, ケリー and ゴールド, マイケル and 島田 義也 and 石田 有香 and 西村 まゆみ and 臺野 和広 and 柿沼 志津子}, month = {Sep}, note = {目的  乳腺の発がんリスクは、年齢、出産経験そして遺伝要因に大きく依存する。原爆被爆者の調査では、若年被爆者ほどリスクが高くなり、40歳以上ではリスクは極めて小さくなると報告されている。また、出産、授乳は、乳がんリスクを下げることも知られている。一方、遺伝要因が関係する家族性の乳癌は2,3割だと推測され、BRCA1, BRCA2の他、TP53,BRIPやPALBなど複数の遺伝子が感受性遺伝子として報告されている。本発表では、発がんの標的細胞の候補である乳腺幹細胞(または前駆細胞)の数やその生物学的な特性が、乳がんリスクにどのように関わるかを検討したラットを用いた実験結果を報告する。 結果 (1)ラットの実験の結果、乳腺前駆細胞の数は、思春期(生後5−6週)まで指数関数的に増加し、それ以降増加の速度は緩やかになるという二相性を示す。12ヶ月齢まで、前駆細胞の数は増加し、加齢によって幹細胞数が減るということはない。しかし、プロラクチンによる前駆細胞の数の増加は、加齢ラットでは少ない。 (2)出産経験を持つラットは、出産経験のないラットに比べ前駆細胞数は有意に少ない。 (3)化学発がん剤(DMBAやMNU)により乳がんが高頻度で発生するウィスター(WF)ラットは、低感受性のコペンハーゲン(COP)ラットに比べて、前駆細胞の数が多い。 考察  ラットは乳腺の発がんモデルとして、リスク研究に広く利用されてきた。本研究で、乳がんリスクの一部は、乳腺前駆細胞の数や、ホルモン応答性で説明できることが示唆された。, 第42回日本臨床分子形態学会総会}, title = {ラット乳腺前駆細胞の生物学的特徴と発がん感受性 ワークショップ乳腺の発がん・増殖。進展機序}, year = {2010} }