@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064009, author = {三橋, 隆之 and その他 and 三橋 隆之}, month = {Sep}, note = {従来のPET検出器では、受光素子として光電子増倍管が用いられ、そのサイズのためシンチレータブロックの1面に光電子増倍管を装着している。一方近年、小型薄型の半導体受光素子の開発が進み、PET検出器の受光素子としての利用が期待されている。そこで我々は、この小型薄型という特徴を生かし、半導体受光素子をシンチレータブロックの多面にわたって装着することで、シンチレーション光を3次元的に検出する新しいPET検出器の開発を進めている。ブロックの多面に受光素子を装着することで、位置、エネルギー、時間の情報の劣化を最小限に抑えた効率的な光検出が可能なる。前回の発表(第57回応用物理学関係連合講演会, 1.1 放射線一般・検出器基礎 19a-G-11)では3×3×3mm3結晶素子を用いた検出器を試作した。今回は、結晶素子サイズを細かくし、同数個の同じ受光素子により、どこまで高分解能化することが可能か明らかにしたので報告する。具体的には、体積比1/27の1×1×1mm3サイズのLYSO結晶素子を16×16×16の3次元配列に組み、そのブロック全面に半導体受光素子であるMPPC (Multi-Pixel Photon Counter, S10931-050P, 浜松ホトニクス) を装着した(Fig.1)。ブロックとMPPC間には台形のライトガイドを挿入し、MPPCの有感領域以外は反射材でカバーした。この試作器に対し一様にγ線(Cs:662keV)照射を行い、イベントごとに得られる全MPPCの出力に3次元重心演算を適用することによって、発光結晶の位置情報(X, Y, Z)を取得した。Fig.2はZ方向から見たX-Y平面のそれぞれ1〜3, 7〜9層目のイベントのみを抽出した2Dポジションヒストグラムである。この実験の結果、1×1×1mm3サイズの16×16×16配列結晶素子の位置弁別をすることができ、試作器の1mm等方空間分解能を確認することができた。なお、本研究の一部は、科学技術振興機構(JST)先端計測分析技術・機器開発事業の支援のもと行われた。, 第71回応用物理学会学術講演会}, title = {MPPCを用いたDOI-PET検出器クリスタルキューブの高解像度化}, year = {2010} }