@misc{oai:repo.qst.go.jp:00063971, author = {辻, 厚至 and 須尭, 綾 and 須藤, 仁美 and 曽川, 千鶴 and 小泉, 満 and 佐賀, 恒夫 and 辻 厚至 and 須尭 綾 and 須藤 仁美 and 曽川 千鶴 and 小泉 満 and 佐賀 恒夫}, month = {Apr}, note = {炭素線30Gy照射群では、上皮型、肉腫型ともに照射後14日まで腫瘍は増殖し、その後は縮小し、30日でほぼ消失した。その後、さらに45日間(照射後75日間)観察したが、再発は見られなかった。X線60Gy照射によっても、ほぼ同様の治療効果が得られた。照射3時間、1日、7日、14日後に腫瘍の病理組織学的観察を行ったところ、上皮型、肉腫型の間に大きな組織学的な差異はないことがわかった。いずれも照射直後の3時間後、1日後では、増殖細胞がほとんど認められず、7日後に、再び増殖細胞が認められるようになり、細胞死も散見された。また炎症細胞の出現も観察された。14日後では、細胞死や繊維化がより顕著になっていた。形態的に診断できるより前に、PETで治療効果を診断・予測できるかどうかを、照射後のPETトレーサーの取り込みの経時的変化から検討した。上皮型では、炭素線照射直後の3時間後と1日後でFLTの取り込みが、未照射群に比べ有意に低下した。7日後では、FLTの取り込みが一過性に増加し、14日後には未照射群と同等のレベルまで低下した。この結果は、病理標本観察で得られた細胞増殖の結果と相関していた。FDGの集積と病理学的変化との間には明らかな相関が認められなかった。これはFDGが腫瘍細胞の他、照射後の病理標本で認められた炎症細胞へも取り込まれることから、腫瘍の増殖とは相関しなかった可能性が考えられる。一方、肉腫型では、FLTの取込は、未照射に比べ照射後に若干低下していたが、有意差はなかった。今回用いた肉腫型腫瘍モデルでは、FLTの取り込みがもともと低かったことが影響していると考えられた。X線照射群でも同様に検討した結果、FLTの腫瘍への取り込みは、上皮型、肉腫型ともに時間とともに低下することがわかった。FDGに関しては、炭素線と同様に腫瘍増殖などとの相関はなかった。今後、増殖マーカーKi-67の免疫染色やアポトーシスを検出するTUNEL染色などを実施し、さらに詳細に解析していく予定である。 ______________________________, HIMAC共同利用研究 成果発表会}, title = {悪性中皮腫の重粒子線治療の動物での検討}, year = {2010} }