@misc{oai:repo.qst.go.jp:00063946, author = {平野, しのぶ and 柿沼, 志津子 and 甘崎, 佳子 and 樋野, 興夫 and 島田, 義也 and 坂入 しのぶ and 柿沼 志津子 and 甘崎 佳子 and 島田 義也}, month = {Apr}, note = {【目的】我々の生活環境には、タバコ、食事成分、大気汚染物質など様々な発がん要因が存在するため、ヒトは複数の発がん要因に同時に曝露されている。本研究では、同時複合影響を明らかにする目的で作用機序の異なるX線とエチルニトロソウレア(ENU)で誘発したマウス胸腺リンパ腫(thymic lymphoma:TL)の発生率とTLの原因遺伝子の突然変異について解析した。 【方法】4週齢のB6C3F1雌マウスにX線(0.8〜1.0Gy)を1週間間隔で4回全身照射し、同時期にENU(100〜200ppm)を飲料水として4週間投与してTLを誘発した。得られたTLの発生率とがん関連遺伝子の突然変異について解析した。 【結果】TLの発生率は、単独曝露と比較して複合曝露で相乗的に増加した。Ikaros、Notch1およびp53の突然変異は複合曝露で増加した。特にIkarosは、変異頻度の相乗的な増加と新たな塩基置換のタイプの出現および変異部位の分布範囲拡大が認められた。Notch1は複合曝露で挿入変異が増加し新たなホットスポットも見られた。一方、Krasは変異が少なかった。 【結論】以上の結果から、同時複合曝露においてはIkarosとNotch1を中心にがん関連遺伝子の突然変異が増加することで新たな発がん機序が加わり、TL発生が相乗的に促進されることが示された。, 第99回日本病理学会総会}, title = {放射線と化学物質の複合曝露によって誘発されたマウス胸腺リンパ腫におけるがん関連遺伝子の突然変異解析}, year = {2010} }