@misc{oai:repo.qst.go.jp:00063933, author = {長谷川, 安都佐 and 溝江, 純悦 and 神宮, 啓一 and 別所, 央城 and 森川, 貴迪 and 鎌田, 正 and 辻井, 博彦 and 長谷川 安都佐 and 溝江 純悦 and 神宮 啓一 and 別所 央城 and 森川 貴迪 and 鎌田 正 and 辻井 博彦}, month = {Jun}, note = {【目的】手術非適応腺様嚢胞癌に対する炭素イオン線治療の効果について解析した。 【方法】1997年4月から2007年2月までに第II相試験で炭素イオン線治療を行った腺様嚢胞癌85例を対象とした。中央観察期間は53ヶ月、平均年齢50歳、男性37例、女性48例、KPI中央値90%であり、T分類ではT2以下が4例、T3が8例、T4が48例、手術や抗がん剤治療後の再発が25例であった。部位別にみると、副鼻腔20例、口腔18例、唾液腺16例、眼窩13例、咽頭10例、鼻腔7例、外耳1例であった。照射は週4回法で4週間16回の線量分割とし、炭素イオン線の総線量は 57.6GyEが68例、64.0GyEが17例であり、CTVの平均は178mlであった。 【成績】正常組織反応では、早期皮膚反応は大半が淡い紅斑のみで、最大でも鮮明な紅斑または点状の湿性落屑がみられる程度であった。粘膜反応では20%に3度の癒合した偽膜反応が見られたが、遅発性反応では皮膚、粘膜ともに大半が改善するか軽度の萎縮程度であり、近接する正常脳の反応も許容範囲内であった。また、その他の正常組織においても予期せぬ重篤な副作用は発生していない。局所制御率は、5年76%、10年50%であり、累積生存率は、5年71%、10年33%であった。死因は、遠隔転移21例、局所再発と遠隔転移3例、局所再発3例、辺縁再発2例、他因死3例、不明1例であった。 【結論】手術非適応腺様嚢胞癌では、局所制御が困難なため予後が不良であったが、炭素イオン線治療では、手術と光子線や陽子線などの放射線治療との併用療法と比較して、同等またはそれ以上の良好な治療効果が得られている。, 第34回日本頭頸部癌学会総会・学術講演会}, title = {手術非適応腺様嚢胞癌に対する炭素イオン線治療}, year = {2010} }