@misc{oai:repo.qst.go.jp:00063870, author = {米内, 俊祐 and 加瀬, 優紀 and 難波, 将夫 and 山下, 航 and 松藤, 成弘 and 西尾, 禎治 and 米内 俊祐 and 加瀬 優紀 and 難波 将夫 and 山下 航 and 松藤 成弘 and 西尾 禎治}, month = {Apr}, note = {目的:放射線治療において、照射野外の正常組織に対する被ばく評価は二次がん発生リスクの観点から重要である。粒子線治療では、生物学的効果も大きく、照射野外に広く分布する二次中性子が潜在的に生成されるため、中性子を含めた二次がんリスク評価が、粒子線治療の若年層へ拡大のために特に重要となる。二次がんリスクの評価では、体内の吸収線量及び生物学的効果の情報が不可欠である。前回の大会では、HIMACの炭素線治療場における、組織等価比例計数管(TEPC)を用いた照射野外吸収線量、線質係数、線量当量の実験的取得について発表した。本発表では、国立がんセンター東病院(NCCHE)の陽子線治療場における測定結果を報告すると共に、炭素線治療場との比較を行う。 方法:実験は、NCCHEのガントリー照射室において、235 MeV陽子線を用いて行った。人体を模擬するために、5台の水ファントム(40 cm(ビーム軸方向)×30 cm×20 cm (高さ))を用いた。水ファントムの1台はその中心がアイソセンターに一致するように治療台に設置し、他の4台はビーム軸に対して90度方向に隣接して治療台に設置した。測定は、2台の組織等価比例計数管(TEPC, Far West社製、0.5インチφ)を用いて、水中内の8点について行った。測定で得られたLineal energy分布を基に、ICRU40(Q(y))及びICRP21,60(Q(L=y))に従い、吸収線量、線質係数、線量当量を算出した。これらの、測定方法はHIMACでの測定と同一である。 結果及び結論:炭素線治療場と同様に陽子線治療場においても、水ファントム中の照射野外吸収線量、線質係数、線量当量を実験的に取得した。炭素線と陽子線治療場の比較から、これらの測定値は、絶対値のみならず、分布にも違いがあることが分かった。また、本測定結果は、モンテカルロ計算の検証にも有益な情報となりうるであろう。, 第99回日本医学物理学会学術大会}, title = {陽子線治療における照射野外吸収線量、線質係数、線量当量の測定}, year = {2010} }