@misc{oai:repo.qst.go.jp:00063840, author = {荒川, 亮介 and 一宮, 哲哉 and 伊藤, 浩 and 奥村, 正紀 and 高橋, 英彦 and 高野, 晴成 and 大久保, 善朗 and 須原, 哲也 and 荒川 亮介 and 一宮 哲哉 and 伊藤 浩 and 奥村 正紀 and 高橋 英彦 and 高野 晴成 and 大久保 善朗 and 須原 哲也}, month = {Apr}, note = {【目的】これまでのpositron emission tomography (PET)やsingle photon emission computed tomography (SPECT)を用いた研究では、統合失調症の線条体ドーパミントランスポーター(dopamine transporter; DAT)に変化はないとされているが、線条体外での報告はない。[11C]PE2IはDATに高い親和性と選択性を有するPET検査用放射性薬剤であり、線条体外DATの評価が可能である。【対象・方法】本研究は放射線医学総合研究所の治験等審査委員会の承認を得て実施された。対象者全員に、本研究の目的と内容について充分な説明を行い、文書による同意を得た。抗精神病薬を服用していない男性統合失調症患者8名(男性6名、女性2名、25-52歳、36.5±9.5歳)を対象に、[11C]PE2Iを静脈投与直後から90分間のPETスキャンを行った。PET画像上の尾状核、被殻、視床、黒質、小脳に関心領域を設定し、小脳を参照領域としてそれぞれの部位の結合能を算出した。健常対照者12名(男性10名、女性2名、23-56歳、33.2±12.0歳)にも同様のPETスキャンを行い、患者群との各部位の結合能を比較した。さらに、患者群にはPositive and Negative Syndrome Scale (PANSS)を施行し、結合能との相関を検討した。【結果】視床での[11C]PE2Iの結合能は患者群で有意に増加していた(0.36±0.07 vs 0.28±0.08; P=0.044)。さらに、PANSSの合計(r=0.75)、陽性症状(r=0.78)、陰性症状(r=0.82)尺度と正の相関を示した。その他の部位では、2群間に有意差は認めず、症状との相関も認められなかった。【考察】視床におけるDATの変化は、統合失調症の病態生理と関連することが示唆された。, 第31回日本生物学的精神医学会}, title = {統合失調症における視床ドーパミントランスポーターの増加:[11C]PE2Iを用いたPET研究}, year = {2009} }