@misc{oai:repo.qst.go.jp:00063762, author = {長谷川, 安都佐 and 神宮, 啓一 and 溝江, 純悦 and 辻井, 博彦 and 鎌田, 正 and 長谷川 安都佐 and 神宮 啓一 and 溝江 純悦 and 辻井 博彦 and 鎌田 正}, month = {Jan}, note = {炭素イオン線は、速中性子線と同じ高LET(linear energy transfer)放射線の1つであり、X線などの低LET放射線照射時に見られる亜致死損傷からの回復がほとんどなく、また細胞周期による感受性や酸素濃度による感受性の差が少ないなどの生物学的特徴と、陽子線などと同じく荷電粒子線の物理学的特徴としてブラッグピークを持っており、良好な線量分布で治療することが可能である。  放医研では、1994年6月から炭素イオン線を使用した固形がんに対する臨床試験を開始し、2009年7月までに4,818例(うち先進医療2,284例)の治療が行われた。当初は第I/II相臨床試験として実施され、多くの疾患で安全性や有効性が明らかとなり、各疾患で第II相試験1-3)が進行し、患者数は年々増加している。  これまで、頭頸部領域の悪性腫瘍では、第一選択として外科的切除が検討されてきたが、その存在部位や進展範囲から完全切除が困難、または手術後の機能障害などが問題となり、手術不適応と判断されることも多く、また、審美的な問題から手術を希望しない場合もあり、このような症例に対して、放射線治療が選択されてきた。しかし、非扁平上皮癌は放射線感受性が低いため、従来のX線などの光子線による放射線治療では、満足な局所制御率は得られなかった4-9)。また、頭頸部領域では腫瘍と重要臓器(脳、脳幹部、脊髄、眼球、視神経、視交叉等)が近接しており、これら正常組織への照射は耐容線量内に抑える必要があるため、十分な治療線量を投与することが困難であった。このような頭頸部領域の非扁平上皮癌や頭蓋底脊索腫などの中枢神経系腫瘍に対して、良好な線量分布と高い生物学的効果を持つ炭素イオン線治療は、有効な治療法として確立しつつある。, 平成21年度次世代PET研究会講演会}, title = {重粒子線治療からみたPETの利用−頭頸部・中枢神経系腫瘍について−}, year = {2010} }