@misc{oai:repo.qst.go.jp:00063729, author = {廣部, 知久 and 石塚, 研治 and 阿部, 宏之 and その他 and 廣部 知久}, month = {Dec}, note = {マウスのピンクアイドダイリューション(p/p)遺伝子はチロシナーゼ活性を制御し、メラニンの生成に関与することが知られている。ところが、この遺伝子がメラノソームの形成にどのように関わっているかについてはよくわかっていない。本研究では、p/pマウス(C57BL/10JHir-p/p、コンジェニック)の表皮からメラノブラストをメラノサイト増殖培養液(MDMD)で培養し、メラノソームを野生型(ブラック、C57BL/10JHir)と比較して調べた。p/pマウスの表皮からは、分化したメラノサイトはほとんど培養できず、未分化なメラノブラストがほとんどであった。それに対して、野生型ではほとんどが分化したメラノサイトであった。p/pマウスの表皮メラノブラストでは第I、II期メラノソームがほとんどで、数も少なかった。それに対して、ミトコンドリアは小さいものの、数が非常に多かった。MDMDにL-チロシンを加えて培養するとメラノサイトの分化が促進され、第II、III期メラノソームが顕著に増加した。それに対し、ミトコンドリアの数は減った。ミトコンドリアの機能阻害剤である、ジニトロフェノール(DNP)を加えて培養すると、p/pメラノブラストの増殖と分化が促進された。一方、DNPとL-チロシンを同時に加えて培養すると、メラノブラストの分化が顕著に促進された。以上の結果から、ミトコンドリアの機能に関係した因子とL-チロシンがp/pマウスの表皮メラノブラストの分化に影響を与えることが示唆される。ミトコンドリアが発達しすぎるとメラノソームの形成が抑制されることから、ピンクアイドダイリューション遺伝子はミトコンドリアの発達制御に関与している可能性が考えられる, 第22回日本色素細胞学会年次学術大会}, title = {マウスのピンクアイドダイリューションメラノブラストではミトコンドリアが小さく数が多い}, year = {2009} }