@misc{oai:repo.qst.go.jp:00063713, author = {島田, 斉 and 篠遠, 仁 and 平野, 成樹 and 三好, 美智恵 and 佐藤, 康一 and 田中, 典子 and 伊藤, 浩 and 須原, 哲也 and その他 and 島田 斉 and 篠遠 仁 and 平野 成樹 and 三好 美智恵 and 佐藤 康一 and 田中 典子 and 伊藤 浩 and 須原 哲也}, month = {Nov}, note = {【目的】認知症を伴うレヴィ小体病 (DLB/PDD) とAlzheimer病 (AD) における脳内コリン神経系の障害の異同について検討する. 【方法】対象はDLB/PDD17例 [75±5歳, MMSE17±6], AD15例 [74±4歳, MMSE18±4], 健常対照15例 [70±7歳, MMSE29±1]. 本研究の実施に当たっては, 放射線医学総合研究所の倫理委員会より承認を得た. また全被験者に口頭と書面による説明を行い, 本人ないしは家族から研究に参加する旨の同意書を書面で頂いた. [11C]MP4A-PETを施行し, 3コンパートメントモデル解析を用いて, 全脳における各voxelのk3値 (アセチルコリンエステラーゼ (AChE) 活性の指標)を推定し, SPM5を用いて各群間のvoxel解析を施行した. またWFU pick-atlasを用いて, 各pixel画像上の前頭葉, 側頭葉, 頭頂葉, 後頭葉, 後部帯状回, 各Brodmann野に関心領域 (VOI) をおき, 各VOIにおけるk3値を算出した. 前頭葉, 側頭葉, 頭頂葉, 後頭葉の加重平均として大脳皮質平均AChE活性を算出し, 各群で比較した. 更に各VOIにおけるk3値を用いたROC解析を施行し, ROC曲線下面積 (Az) を算出した. 【結果】DLB/PDD群においては, 大脳皮質平均AChE活性 (健常対照比-25%) はAD群 (-10%) に比し有意に減少しており, voxel解析においても広範で重度なAChE活性の低下を認めた. ROC解析においては, 後部帯状回におけるk3値が最もDLB/PDD群とAD群の分別に有用であり, 同部位におけるAz値は0.95 (感度0.88; 特異度0.98) であった. 【考察】死後脳研究において, DLBでは大脳皮質のコリンアセチルトランスフェラーゼ活性はADよりも低下していると報告されている (Perry, 1994). またDLB1例とAD4例等を比較したPET研究において, DLBはADより重度のAChE活性の低下を認めたと報告されている (Herholz, 2000). 我々の結果は, これらの知見に合致しており, DLB/PDDにおいてはADよりも重度のコリン神経系の障害を認める事を明らかにした., 第28回日本認知症学会学術集会}, title = {脳内コリン神経系の障害はアルツハイマー病よりも認知症を伴うレヴィ小体病で重度である}, year = {2009} }