@misc{oai:repo.qst.go.jp:00063694, author = {石田, 有香 and 高畠, 貴志 and 柿沼, 志津子 and 上西, 睦美 and 森竹, 浩之 and 小久保, 年章 and 西川, 哲 and 樋野, 興夫 and 島田, 義也 and 石田 有香 and 高畠 貴志 and 柿沼 志津子 and 上西 睦美 and 小久保 年章 and 西川 哲 and 島田 義也}, month = {Nov}, note = {我々は、小児がんのうち白血病の次に罹患率の多い脳腫瘍について、発達期での放射線被ばくにおける誘発率の線量効果関係、照射時期依存性、および発がんメカニズムを明らかにするため脳腫瘍モデルマウスを用いて研究を行った。 生後1日の[C3H/He×C57BL/6Jptc+/-]F1マウスにX線(0.05〜3Gy)を照射、一般状態が悪化したマウスを解剖して脳腫瘍の発生を調べたところ、脳腫瘍発生率と潜伏期間は線量依存的に増加あるいは短縮し、0.05Gy照射群でも同様の傾向にあることが明らかとなった。また、脳腫瘍組織から抽出したDNAにおいてPtch1遺伝子のある13番染色体について6種のプライマーを用いてLOH(loss of heterozygosity)を調べたところ、非照射群(自然発生)ではLOHがテロメア末端側の全領域で見られるS型(17例中17例)、3Gy照射群ではLOHがPtch1遺伝子周辺でのみ見られるR型を示し(19例中19例)、LOHの発生パターンはこれら2つの型に明確に区別された。さらに、より低い線量の照射群(0.05〜1.5Gy)では2つのLOHパターンが混在しており、その比率は線量依存的にS型優位からR型優位へと移行した。Pazzagliaら(2006)も、別系統のPtch1遺伝子ヘテロ欠損マウスを用いた実験で放射線誘発と自然発生の脳腫瘍では13番染色体におけるLOHパターンが異なることを報告している。我々の結果は、これを強く支持するとともに、低線量放射線の影響下で混在する両パターン(S型とR型)が識別可能なことを示している。現在、このゲノム異常のタイプと腫瘍発生時期との関係を検討中であり、本報告ではこれら線量依存性に関する結果を中心に、脳腫瘍誘発頻度の照射時期依存性、特に胎生期照射の影響と、生後10日齢における照射では自然発生より腫瘍誘発頻度が低下することについての結果も併せて報告する。, 日本放射線影響学会第52回大会}, title = {マウス放射線誘発脳腫瘍に認められる放射線に特徴的なLOHパターンとその線量依存性}, year = {2009} }