@misc{oai:repo.qst.go.jp:00063672, author = {富永, 隆子 and 富永 隆子}, month = {Oct}, note = {昨今の社会情勢において原子力災害や産業、医療事故のみならず核・放射線テロの危険が高まっており、通常の放射線管理区域以外で放射線事故、災害が発生する可能性がある。日本の緊急被ばく医療体制は原子力施設での事故、災害への対応を中心に整備されてきた経緯があり、原子力施設立地県と非立地県とでは緊急被ばく医療の体制および教育、訓練に格差があると認めざるを得ない。 しかし、N/Rテロはいかなる地域でも起こりうることであり、被ばく医療施設に指定されていな病院でも、突然緊急被ばく医療対応を実施しなくてはならないかもしれない。緊急被ばく医療体制が整備されている佐賀県内においても被ばく医療機関以外でのN/R災害、テロ発生時の緊急被ばく医療対応は未整備であり、高線量の被ばく患者や放射性核種に汚染された患者への対応は困難である。当院も被ばく医療施設には指定されておらず、被ばく医療に対する教育、訓練は行われておらず、実際に被ばく医療を必要とする傷病者の受け入れは困難であるのが現状である。そこで、N/R災害、テロ発生時に傷病者を受け入れ、標準的な被ばく医療を実施できるようにポケットガイドおよび「緊急被ばく医療標準カルテ」の作成を試みたので報告する。このカルテは救急外来あるいは救命救急センターで被ばく医療を必要とする傷病者を受け入れた場合に、カルテとしてシートに記載していくことで、放射性物質による汚染、高線量被ばく、内部汚染に対しての初期対応で必要な処置、検査などが可能となることを目指して作成したものである。, 第37回日本救急医学会総会・学術集会}, title = {初期対応のための緊急被ばく医療標準カルテ作成の試み}, year = {2009} }