@misc{oai:repo.qst.go.jp:00063581, author = {上原, 芳彦 and 小野, 哲也 and 中村, 慎吾 and 田中, 聡 and 一戸, 一晃 and 田中, 公夫 and 松本, 恒弥 and 小木曽, 洋一 and 瀧, 景子 and 根井, 充 and その他 and 上原 芳彦 and 中村 慎吾 and 田中 聡 and 一戸 一晃 and 田中 公夫 and 松本 恒弥 and 小木曽 洋一 and 瀧 景子 and 根井 充}, month = {Nov}, note = {低線量放射線の生物学的影響を探索する目的で、低線量率ガンマ線長期照射によるC57BL/6雄マウス肝臓での遺伝子発現レベルの変化をAffymetrix社Mouse Genome 430 2.0 アレイにより解析した。ほぼ等しい線量率で照射実験を二回行った。一回目は照射線量率を32 nGy/min(低線量率)、650 nGy/min(中線量率)、12500 nGy/min(高線量率)として485日間照射(総照射線量はそれぞれ20.6 mGy, 414 mGy, 8000 mGy)、二回目は線量率を38 nGy/min(低)、767 nGy/min(中)、15300 nGy/min(高)として410日間照射(総線量は20 mGy, 401 mGy, 8015 mGy)した。照射後すぐにマウスを屠殺し、各照射線量率一群3匹(二回の照射のため各群計6匹)の個体より肝臓を摘出し、Total RNAを抽出した。対照群は3匹(一回目)、6匹(二回目)のRNAを等量ずつプールしプローブとして使用した。解析の結果、個体ごとに発現レベルが大きく異なる遺伝子はかなり多く、放射線照射に応答して変動する遺伝子の数は多くはなかった。Wilcoxon’s Signed Rank testに基づいた発現比較アルゴリズムを利用し、6個体全てで対照群に対して1.5倍以上発現が変動していると判定された遺伝子数は低線量率群、中線量率群、高線量率群でそれぞれ2、15、25個であり、そのほとんどの遺伝子の発現変動はRT-PCRにより確認できた。今回、最も低い線量率でも2個の遺伝子で2倍以上の発現変化が見られたことで、非常に低線量率の放射線に対しても応答する遺伝子が存在することがわかった。さらに、Ingenuity Pathways Analysisを用いた解析からは、高線量率で発現変動が見られた遺伝子群で脂質代謝、肥満などの機能に影響を与える可能性が示唆された。, 日本放射線影響学会 第51回大会}, title = {低線量率長期ガンマ線照射によるマウス肝臓の遺伝子発現プロファイル}, year = {2008} }