@misc{oai:repo.qst.go.jp:00063250, author = {熊谷, 始紀 and 森, 慎一郎 and シャープ, グレゴリー and 浅倉, 裕史 and 神立, 進 and 遠藤, 真広 and 馬場, 雅行 and 熊谷 始紀 and 森 慎一郎 and 浅倉 裕史 and 神立 進 and 遠藤 真広 and 馬場 雅行}, month = {Apr}, note = {【目的】高精度照射を行うためには、標的を正確に決定することが必要である。さらに、肺や肝臓などの胸腹部領域においては、臓器の呼吸性移動を考慮した治療が求められる。そこで、肺がん炭素イオン線治療において、厚いスライス厚で治療計画用CTを取得することによる幾何学的誤差が線量分布に及ぼす影響を評価した。【方法】炭素イオン線治療を受ける肺がん患者について、線量分布の評価を行った。はじめに、256列CTを用いて4次元CTデータを取得し、スライス厚0.5 mmで再構成を行った。次に、スライス厚0.5 mmの画像を加算平均することにより、スライス厚1.0 - 5.0 mmの画像を作成した。厚いスライス厚のCT画像で決定したビームパラメータを、真の形状を反映するスライス厚0.5 mmのCT画像に当てはめて線量分布計算を行い、各線量分布の比較を行った。治療計画は、呼吸非同期照射/同期照射の2種類について行った。【結果】厚いスライス厚のCT画像を用いた治療計画では、0.5 mmでの治療計画と比較してCTVに対する線量が低下した。また、呼吸同期照射ではその影響が大きくなった。スライス厚5.0 mmのCT画像で治療計画を行ったときのCTVのD95は呼吸非同期照射/同期照射で93%/89%だった。スライス厚3.0 mm以下では、影響が少なかった。【考察】厚いスライス厚のCT画像は、体軸方向の幾何学的精度の低下により、標的の形状を正確に描出しない。そのため、治療計画で最適なビームパラメータを決定しても、線量分布に誤差を生じる。しかし、治療時間全体での積算線量を考慮すると、CTV線量への影響は少なかった。, 第97回日本医学物理学会学術大会}, title = {呼吸性移動を考慮した肺がん炭素イオン線治療におけるスライス厚の影響}, year = {2009} }