@misc{oai:repo.qst.go.jp:00063143, author = {石川, 奈緒 and 田上, 恵子 and 内田, 滋夫 and 石川 奈緒 and 田上 恵子 and 内田 滋夫}, month = {Jul}, note = {壌−農作物移行係数(TF)は,土壌から農作物への放射性核種の移行の程度を示す環境移行パラメータである。一般にTFは対象となる核種や作物種,土壌の特性によって変動する。したがって,その変動に関係する因子を明らかにし,TFを推定することは,安全評価に役立つ。本研究では,統計的手法を用いて,放射性廃棄物処分の際の安全評価上重要な核種を持つストロンチウム(Sr)のTFを推定する式を導出した。 日本全国の農耕地142地点から土壌試料と作物試料(22作物種)を収穫期に採取し,土壌のpHや土壌中の主要元素濃度などの土壌特性値,および作物中Ca濃度とSr濃度がデータセットとして整えられている。このデータセットを用いて解析を行った。 ステップワイズ変数選択法を用いて独立変数を2変数まで絞り込んだ場合,選択された独立変数は土壌中Sr濃度と作物中Ca濃度であった。この2変数を用いてTFの推定式を作成した場合,推定式は,以下のように表される。 LogTF = - 0.88•LogC(Sr, soil) + 0.93•LogC(Ca, plant) - 2.53 ここで,C(Sr, soil)は土壌中Sr濃度,C(Ca, plant)は作物中Ca濃度である。推定式の自由度調整済み決定係数R2は0.91と高く,精度よくTFを推定できることが示された。, 第46回アイソトープ・放射線研究発表会}, title = {環境移行パラメータの推定法-ストロンチウムの土壌-農作物移行係数について-}, year = {2009} }