@misc{oai:repo.qst.go.jp:00063121, author = {松本, 謙一郎 and 乳井, 美奈子 and 上林, 將人 and 小澤, 俊彦 and 中西, 郁夫 and 安西, 和紀 and 松本 謙一郎 and 乳井 美奈子 and 上林 將人 and 小澤 俊彦 and 中西 郁夫 and 安西 和紀}, month = {Jun}, note = {【目的】温熱療法によって組織内にフリーラジカルが生成することが明らかにされつつあり、温熱療法での制癌機構にはフリーラジカル生成が重要な働きを持つことが分ってきた。しかしながら現段階では、その発生メカニズムについては充分に解明されていない。そこで本研究では、水溶液試料を加温した時に水中で生じるフリーラジカル反応の解析を試みた。 【方法】0.1 mMニトロキシルラジカルと1 mMグルタチオン(GSH)を含む100 mMリン酸緩衝液(pH7、0.05 mM DTPAを含む)を一定温度でインキュベートし、ニトロキシルラジカルのEPR信号強度の経時変化を追った。225 mMスピントラップ剤を含むリン酸緩衝液を一定温度でインキュベートし、生成するスピンアダクトのEPR信号強度の経時変化を測定した。更に、それぞれの反応系に抗酸化剤を加えて、EPR信号の経時変化への影響を調べた。 【結果と考察】ニトロキシルラジカルとGSHを含む反応溶液を一定温度で加熱すると、室温以上では加温時間に応じてEPR信号強度が低下し、低下の速度は温度依存的に速くなった。スピントラップ剤を含む反応溶液を一定温度で加熱すると、室温以上では加温時間に応じて、生成するスピンアダクトのEPR信号強度が増加し、その増加の度合いは温度依存的に速くなった。それぞれの反応系に抗酸化剤を加えると、EPR信号の低下あるいは増加が抑制される傾向が見られた。また低酸素の実験条件でも抑制傾向が見られ、加熱した水溶液中で酸素を介するヒドロキシルラジカルの発生が示唆された。, 第9回AOB研究会}, title = {加温により水中に生じるフリーラジカル}, year = {2009} }