@misc{oai:repo.qst.go.jp:00063089, author = {山本, 直敬 and 馬場, 雅行 and 中嶋, 美緒 and 神立, 進 and 吉川, 京燦 and 鎌田, 正 and 溝江, 純悦 and 辻井, 博彦 and 山本 直敬 and 馬場 雅行 and 中嶋 美緒 and 神立 進 and 吉川 京燦 and 鎌田 正 and 溝江 純悦 and 辻井 博彦}, month = {Apr}, note = {目的】 肺癌炭素線治療後、局所制御されていると考えられる症例の腫瘍部の陰影の特徴やその陰影の出現時期について解析するため、肺癌炭素線治療前後のCT画像で腫瘍および腫瘍周囲の陰影の変化を検討した。 【対象・方法】 I期非小細胞肺癌に対する炭素線治療(72.0GyE/9回分割照射)を行った69例は治療終了後7年以上経過した。このうち5年以上生存して局所再発がないと判断され、CTで腫瘍部位の陰影の治療前後の変化が解析可能であった27例を対象として検討した。CTは治療直後-1ヶ月後、3-4ヵ月後、6-8ヶ月後、12ヵ月後、以降6ヶ月ごとに撮影した。 さらにI期肺癌に対する短期照射(60.0GyE/4回分割、52.8GyE/4回分割)の長期生存16症例での陰影の変化とも比較した。 【結果】 全例が5年以上の局所制御と考えられた。 陰影は次のような変化を示した。  1)治療後軽度の肺炎が出現する。  2)腫瘍陰影と肺臓炎の陰影が融合し陰影が増大する。  3)陰影が縮小または固定する。 これらの変化を認める時期は、9回分割照射の27例では  1)治療後平均6.4ヶ月(range0.1-29.3)  2)平均11.2ヶ月(2.0-36.5)  3)平均15.4ヶ月(4.7-46.7) であった。 このうち23例(85.2%)は2年以内に陰影が固定し4例は2年から4年の間(24.1-46.7ヶ月)に固定した。 腫瘍部位の陰影が治療前よりも縮小して固定したものは9例(33.3%)で、線維化のため治療前より増大したものは18例(66.7%)であった。  短期照射の16例では 1)治療後平均3.8ヶ月(0.8-10.9)  2)平均8.7ヶ月(1.7-31.1)  3)平均15.6ヶ月(4.6-37.1) であった。 全例で経過中に一時的な陰影の増大を認めたが一旦増大が停止した後の再増大は認めなかった。 【まとめ】 長期の局所制御が確認された症例では腫瘍部位の陰影は、照射後、肺臓炎の陰影と 融合して増大したが、その後縮小または固定化した。短期照射のほうが陰影の変化が早く現われる傾向が見られたが陰影が固定する時期には差はなかった。, 第68回日本医学放射線学会学術集会}, title = {肺癌炭素線治療後長期生存例の治療前後のCT画像の変化についての検討}, year = {2009} }