@misc{oai:repo.qst.go.jp:00063080, author = {関根, 瑞保 and 伊藤, 浩 and 荒川, 亮介 and 奥村, 正紀 and 佐々木, 健至 and 高橋, 英彦 and 高野, 晴成 and 大久保, 善朗 and 須原, 哲也 and 関根 瑞保 and 伊藤 浩 and 荒川 亮介 and 奥村 正紀 and 佐々木 健至 and 高橋 英彦 and 高野 晴成 and 大久保 善朗 and 須原 哲也}, month = {Apr}, note = {【目的】ノルエピネフリントランスポーター(norepinephrine transporter; NET)阻害作用は抗うつ薬の主な作用の一つである。セロトニントランスポーター占有率に関しては、positron emission tomography (PET)を用いた測定が行われているが、NET占有率に関しては、適切な放射性リガンドがなかったことから、これまで行われていなかった。近年、選択性、親和性に優れたNET測定用リガンドである[18F]FMeNER-D2が開発され、ヒトにおけるNETの定量測定が可能となった。本研究では、[18F]FMeNER-D2を用いて、健常者におけるノルトリプチリン服薬時のNET占有率を検討した。【対象・方法】本研究は放射線医学総合研究所の治験等審査委員会の承認を得て実施された。対象者全員に、本研究の目的と内容について充分な説明を行い、文書による同意を得た。男性健常者6名(30.5±6.3歳)を対象に、ノルトリプチリン服薬前、服薬後の計2回のPET測定を施行した。ノルトリプチリンの用量は10mg、25mg、75mg、それぞれ2名ずつとした。PET測定は[18F]FMeNER-D2静脈投与直後から90分間および投与後120〜180分に行った。また、PET測定前後の血漿ノルトリプチリン濃度を測定した。PET画像上で視床、尾状核に関心領域を設定し、120〜180分の時間放射能曲線を求めた。得られた時間放射能曲線から、尾状核を参照領域として視床の結合能を算出し、服薬前後の結合能からNET占有率を算出した。【結果】ノルトリプチリンによるNET占有率は10mg服薬群で16.4%、25mg服薬群で33.2%、75mg服薬群で41.1%であった。血漿ノルトリプチリン濃度は10mg服薬群で0ng/ml、25mg服薬群で23.7ng/ml、75mg服薬群で50.5ng/mlであった。また、ED50は76.8mgおよび59.8ng/mlと推定された。【考察】服薬療および血漿薬物濃度に依存したノルトリプチリンによるNET阻害作用が確認された。今後はうつ病患者おける臨床的治療効果とNET占有率との関係性を検討し、NET占有率測定による適切な用量設定を試みる予定である。, 第31回日本生物学的精神医学会}, title = {PETおよび(S,S)-[18F]FMeNER-D2を用いた抗うつ薬服薬時脳内ノルエピネフリントランスポーター占有率の測定}, year = {2009} }