@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062968, author = {田桑, 弘之 and バカロバ, ルミアナ and 松浦, 哲也 and 正本, 和人 and 小畠, 隆行 and 菅野, 巖 and 田桑 弘之 and バカロバ ルミアナ and 松浦 哲也 and 正本 和人 and 小畠 隆行 and 菅野 巖}, month = {Nov}, note = {低酸素状態が脳賦活時における血流量(脳賦活血流量)の調節機序に与える影響について、多くの研究報告が行われている。しかし、その調節機序については現在も不明な点が多く、一定の結論を得る段階には達していない。本研究では、ラットが低酸素状態におかれた場合の脳賦活血流量をレーザードップラー血流計(LDF)により計測し、低酸素状態が及ぼす局所脳血流量への影響について検討した。実験にはSDラット(350g〜400g,n=6)を用い、αクロラロースおよびミオブロックを大腿静脈より注入することで持続麻酔を行った。また、血圧の測定、血中ガス分圧測定のための血液サンプリングのために尾動脈にはカニュレーションを施した。ラットは気管切開後に人工呼吸器に接続し、正常時の血中ガス分圧が一定の範囲になるよう喚起量および酸素含有量を調節した。正常酸素状態では30%酸素と70%窒素の混合ガスをラットに与えた。低酸素状態にするためには、22.5%酸素と77.5%窒素の混合ガスを数分間与えた後、15%酸素と85%窒素の混合ガスを与えることで急激な血圧の瘟コを防いだ。低酸素状態(PaO247 mmHg)でのベースライン血流量は、正常酸素状態(PaO2100 mmHg)のそれと比較し約19%高い値となった。また、後肢への電気刺激(1.5mA、5Hz、5秒)により体性感覚野の活動を誘発した場合、ベースライン血流量で基準化した賦活血流量は、低酸素状態でのピーク値が正常酸素状態時と比較し約16%高い値を示した。以上の実験は、ベースライン血流量の上昇は、低酸素状態になったことによる酸素分圧の低下を補償するためであることを示す。また、ピーク値の上昇は、ベースラインの上昇による比例的な賦活脳血流量の上昇を上回っており、今後、この生物学的な解釈について試みる。, 第20回日本脳循環代謝学会}, title = {急性低酸素状態がラット脳賦活血流量に及ぼす影響について}, year = {2008} }