@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062967, author = {宮村, 太一 and 蜂谷, みさを and 柴田, 知容 and 明石, 真言 and 宮村 太一 and 蜂谷 みさを and 柴田 知容 and 明石 真言}, month = {Nov}, note = {高線量放射線被ばくは重篤な障害を引き起こす。Tumor necrosis factor a; (TNFa)は炎症時に産生されるcytokineであり、様々な生理活性を持ち、敗血症やリュウマチ関節炎などの炎症に関わる一方、血液細胞の成長因子であるgranulocyte-macrophage colony-stimulating factor (GM-CSF)やinterleukin-6 (IL-6) を産生する。Lipopolysaccharide (LPS)はTNFaの産生を刺激するが、TNFaknock-out (TNFa;-/-)マウスを用い、LPS投与時の放射線による消化管障害と内因性TNFa;の役割を検討した。TNFa; wild type (TNFa;+/+)とTNFa;-/-マウスに10 Gy全身照射すると24時間後の空腸クリプトのアポトーシスは増加するが、両マウスに有意な差はなかった。このときの血清TNFa;レベルはTNFa+/+でも検出限界値以下であった。しかしTNFa;+/+マウスにrecombinant TNFaを照射前投与すると照射によるアポトーシスを抑えたが、TNFa;-/-マウスではさらに増加した。またLPSを照射前に投与しても、同様に放射線誘導アポトーシスをTNFa;+/+では減少させたのに対し、TNFa;-/-マウスでは増加させた。TNFa;を投与すると、両マウス共にIL-1a;、IL-1b;をわずかに増加させたが両マウスに差はなかった。これに対し、LPSを投与するとTNFa;+/+では、血清TNFa;、IL-1a;、IL-1b;が顕著に増加し、TNFa;-/-マウスではそれらの産生はわずかであり、両マウスに有意な差が認められた。これらの結果は、照射による小腸クリプトのアポトーシスには内因性のTNFa;は関与していないが、TNFa;、 LPSの放射線防護作用にはcytokineの誘導が必要であり、内因性TNFa;が不可欠であることが示唆された。, 日本放射線影響学会 第51回大会}, title = {マウス消化管におけるLPSと内因性TNFの役割}, year = {2008} }