@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062930, author = {関根, 絵美子 and 于, 冬 and 二宮, 康晴 and 岡安, 隆一 and 安西, 和紀 and その他 and 関根 絵美子 and 于 冬 and 二宮 康晴 and 岡安 隆一 and 安西 和紀}, month = {Dec}, note = {【目的】Sulforaphane(スルフォラファン;SFN)はブロッコリーの芽から同定された物質であり、近年の研究により坑腫瘍作用を示すことが知られている。本研究では、細胞死を誘導するDNAダメージの中でも特に致死性の高いDNAニ重鎖切断(double-strand breaks; DSBs)に注目した新たな側面からSFNの坑腫瘍効果のメカニズムを検討した。また、SFNをX線や重粒子線照射と併用することにおける放射線増感効果についても検討したので紹介したい。 \n【方法】子宮頚部癌細胞(HeLa細胞)を用い、SFN の処理濃度と処理時間を変えて細胞生存、DSBs生成、DSB修復経路の活性、細胞周期などに対する影響について検討した。さらには、ヌードマウス移植ヒト腫瘍モデルを用いて腫瘍の治療効果に与える影響を調べた。放射線増感効果に対する検討では、20 μM SFNを24時間処理し、X線や炭素線(290 MeV/n, LET 70 KeV/μm)照射後の生存率により求めた。 \n【結果】SFN単独処理によりDSBsを誘発することを明確に証明した。SFNをX線と併用することで放射線増感効果を示し、そのメカニズムがDNAニ重鎖切断修復経路の抑制にあるということを明らかにした。SFNを重粒子線と併用した際には放射線増感効果は得られなかったが併用効果は得られた。 \n【考察】本研究では、細胞実験と動物実験の両面から、SFNの持つ坑腫瘍効果のメカニズム及び、放射線増感による臨床応用への可能性について新たな知見を提供することができた。副作用や作用機序の異なる放射線と薬剤を併用することでお互いの欠点を補い合える療法であるといえる。, 日本酸化ストレス学会}, title = {ヒト癌細胞に対するsulforaphaneの坑腫瘍効果の解析}, year = {2008} }