@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062890, author = {中村, 秀仁 and 江尻, 宏泰 and 内堀, 幸夫 and 北村, 尚 and 辻, 厚至 and その他 and 中村 秀仁 and 内堀 幸夫 and 北村 尚 and 辻 厚至}, month = {Nov}, note = {近年、がん検出、良悪性度鑑別、治療効果判定、再発診断、予後予測などの治療計画に反映できる情報を得るために、感度と定量性に優れる標識薬剤による陽電子断層撮影(PET)が臨床で広く使われるようになっている。PET検査の普及に伴い、被験者及び医療従事者(医師、放射線技師、看護師)の放射線被ばくが懸念されており、それを如何に抑えるかが重要な課題になっている。また、被験者の検査中の不安感を和らげるためにも、迅速かつ適切に判断できる高い解像度と高い検出効率を持つ放射線診断装置が求められる。 【概要】本研究では、新たに考案した放射線検出原理により、解像度および検出効率を飛躍的に向上させる革新的な医療用診断装置の開発に取り組む。 【目的・方法】I.従来、不向きとされていた有機シンチレータの性能をうまく引き出し、無機シンチレータと複合化することにより、超高解像度の広エネルギー領域(数十keV〜数MeV)ガンマ線検出器CROSS(Correlation Response Observatory for Scintillation Signals)を開発する。II.新たに考案した放射線検出原理(ガンマ線再構築法)により、これまでの放射線検出器で達成できなかった高検出効率を実現するとともに、α線・β線・γ線(X線)に対するトリプル感度を実現する。また、蛍光分析法により、エネルギー分解能と空間分解能の向上を図る。 【効果】核医学検査において、シングルフォトン画像診断薬による検査は、種類も豊富で一般的である。本研究で開発したCROSSは、高解像度と高感度に加え、低エネルギー領域の検出効率も高く、PETだけでなく核医学検査全般に適用できると考えられる。また、同時に多核種が検出できるため、一回の検査で多くの情報を得ることも可能である。また、緊急被ばく時に、放出される放射線粒子識別及び体内外の放出部位判定・線量測定、崩壊時間の測定が可能となる。これらの性能により、人体からの放射線計測時間を短縮させ、迅速かつ適切に被験者の診断を可能にする。 本講演では、CROSS計画概要と新たに開発したプロトタイプ検出器CROSS-miniで実現した高分解能について報告する。, 日本放射線影響学会第51回大会}, title = {次世代がん診断装置開発CROSS計画}, year = {2008} }