@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062882, author = {岡安, 隆一 and 加藤, 宝光 and 藤森, 亮 and 野口, 実穂 and 関根, 絵美子 and 于, 冬 and 岡田, 真希 and 瀬尾, 健太郎 and 藤井, 義大 and 岡安 隆一 and 加藤 宝光 and 藤森 亮 and 野口 実穂 and 関根 絵美子 and 于 冬 and 岡田 真希 and 瀬尾 健太郎 and 藤井 義大}, month = {Nov}, note = {高LET放射線では低LETのX線・ガンマ線等と比べ同一線量でもその生物効果が高く、このことが重粒子線治療の良好な成果に寄与している一因と考えられる。電離放射線の損傷で最も重要とされるDNA二重鎖切断 (double strand breaks: DSBs) の修復は、高LETの重粒子線ではLETに依存してその効率が悪くなり、照射一定時間後に残存する傷の量も多い。このことはPremature chromosome condensation (PCC)法等による染色体レベルでも同様に観測されている。また分子レベルでは二つある代表的なDSB修復経路のうちnon-homologous end joining (NHEJ)に関与する蛋白DNA-PKcsのリン酸化のタイミング、その振る舞いが高LETではX線と比べ、大きく異なることが示されている。 さらに放射線医学総合研究所で開発されたHiCEP 遺伝子発現解析法を用いた、高LET, 低LET放射線照射後の遺伝子発現の違いにより、高LETに特徴的なパターンを示す数種の遺伝子が明らかにされている。最後に放医研HIMAC 炭素線、鉄線照射後の細胞周期上での反応を同調したCHO系の細胞を用いて観測した結果に言及し、30年以上も前に示されている「細胞周期上での細胞生存率の変化が高LETでは少なくなる」というデータとの比較を図り、この興味深い現象に新しい洞察を加える。, 日本放射線影響学会第51回大会}, title = {高LET重粒子線による生物効果:DNA 二重鎖切断修復を中心に}, year = {2008} }