@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062873, author = {鈴木, 雅雄 and 鶴岡, 千鶴 and 内堀, 幸夫 and 北村, 尚 and 小西, 輝昭 and 劉, 翠華 and 鈴木 雅雄 and 鶴岡 千鶴 and 内堀 幸夫 and 北村 尚 and 小西 輝昭 and 劉 翠華}, month = {Nov}, note = {【目的】がんの放射線治療や診断等の医学利用での被曝、宇宙空間環境における飛行体での被曝等で問題となる放射線環境では、様々な種類の放射線の低線量(率)・低フルエンス照射の生物影響が想定され、直接照射効果のみならずバイスタンダー効果をも含めた細胞集団全体の生物影響を明らかにすることが放射線リスク評価には必要不可欠となる。昨年の本大会では、核種の異なるイオン低フルエンス照射した細胞集団に現れる細胞応答のうち、引き続きX線を急性照射した時の突然変異に対する増強効果とバイスタンダー効果の関係を示す研究成果を報告した。本年は、γ線及び中性子線によって同様の低線量率前照射で生ずる突然変異誘発の軽減(適応応答)を示す実験データを報告する。 【実験方法】137Csガンマ線及び241Am-Be中性子を8時間掛けて1mGyの低線量でヒト正常細胞に照射し、それに引き続き200kV X線を急性照射してhprt遺伝子座突然変異誘発に与える影響を調べた。 【得られた結果および考察】X線急性照射に対する突然変異誘発効果は、γ線低線量前処理を行った細胞集団ではX線急性照射のみの対照群に対して約70%に、中性子線低線量前処理した細胞集団では約15%にまで軽減された。241Am-Beから放出される中性子線のエネルギーが主に高速中性子であることから、弾性散乱による生体との相互作用の結果生ずる反跳核(反跳陽子)がエネルギー付与の主流であると仮定し、放医研マイクロビーム照射装置を利用してプロトンマイクロビームを細胞集団のごく一部に照射しX線誘発突然変異を調べたところ、突然変異は抑制された。昨年報告した結果と合わせて、放射線の低線量(率)・低フルエンス照射が及ぼすX線誘発突然変異に対する細胞応答の違いは、前処理に用いる放射線の線質に強く依存し、このことから細胞内にどのような放射線損傷が生じたかに依存することが示唆される。, 日本放射線影響学会 平成20年度第一回評議員会および第51回大会}, title = {ヒト正常細胞の突然変異誘発における適応応答の放射線線質依存性}, year = {2008} }