@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062806, author = {田尻, 稔 and 鴇矢, 祐治 and 柴山, 晃一 and 渡邊, 和洋 and 田尻 稔 and 鴇矢 祐治 and 柴山 晃一 and 渡邊 和洋}, month = {Oct}, note = {目的:重粒子線治療において、患者さんへの投与線量は、各治療門のSOBP中心の線量で決定される。そのため、1MUあたりのSOBP中心の線量を、あらかじめ深部線量分布から求める必要がある。深部線量測定には、多層電離箱(以下、MLIC)という電離箱を層状に積み重ねたものを用いることで、一回の照射で複数の深さの測定が可能となり、測定の効率化が図られている。MLIC中の深部線量分布を、水中のものに換算するため、あらかじめMLICと水ファントムで得られた各深さの線量比である校正定数を求める。このMLICの校正は、最大照射野で行われるが、最大照射野をカバーできるのは水ファントムのみであり、MLICでは十分にカバーできない。従って、照射野サイズの変化により、校正定数も変化する可能性があるため、これを検証する。 方法:炭素線治療の幾つかの照射条件に対して、MLIC、及び、水ファントムを校正の幾何学的配置と同一にし、照射野サイズを変化させて得られた測定値を、同一深で比較する。また、MLICの周囲をMix-DPで囲んだ状態で同様な試験を行う。 結果:校正定数をSOBP中心で比較すると、照射野が小さくなるにつれて、大きくなる。その程度は照射条件によって異なるが、最大照射野20cmφに内接する照射野14×14〜3.5×3.5cmで最大約1.1%増加する。しかし、MLICをMix-DPで囲んだ場合、この変化は最大約0.4%となる。考察:照射野サイズによる校正定数の変化は、MLICが最大照射野をカバーできていないため、欠落した照射部分で発生すべき多重散乱やフラグメントが不足することによる。また測定深までの深さが大きくなるほど、この影響は顕著になる。従って、最大照射野までカバーできるMLICの作成が急務である。, 日本放射線技術学会第36回秋季学術大会}, title = {多層電離箱の照射野サイズ依存性}, year = {2008} }