@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062765, author = {前田, 純 and 樋口, 真人 and 須原, 哲也 and 前田 純 and 樋口 真人 and 須原 哲也}, month = {Oct}, note = {遺伝子を人工的に導入することにより機能を付加もしくは欠落させる遺伝子改変マウスの開発は様々な脳機能の解明に寄与してきた。従来の陽電子断層撮像法(PET)の解像度ではマウスの脳画像を得ることは非常に困難であったが、近年開発された小動物PETは空間分解能が格段に向上している。そこで、この小動物PETを用いて各種遺伝子改変マウスのイメージングについて検討した。アルツハイマー病を代表とする神経変性疾患では原因病理と症状の関係が比較的明確であり、疾患モデルとなる種々のトランスジェニック(Tg)マウスが作製されている。我々はこれらのTgマウスにおけるアミロイド蓄積やそれに引き続く病理過程をPETにより画像化することに成功した。このことから、マウスの脳でもPETにより病理および機能変化を十分解析できることを明らかにした。一方、精神疾患では薬物療法はある程度確立しているものの、発症に至る病理的所見や疾患マーカーは明確でなく、複合的な神経機能異常が病因であると推察される。そこで中枢神経系の主要なリン酸化酵素であるカルシウム-カルモジュリン依存性プロテインキナーゼ?α(CaMK?)ヘテロ欠損マウス(CKH)に注目した。このマウスは表現系として攻撃性の亢進および不安反応の欠如が認められるため、CaMK?は気分障害や性格傾向に深く関与していると考えられる。このCKHマウスの各種神経伝達系について詳細に調べたところ、ドーパミンD1およびセロトニン1A受容体の密度が大きく変動していることが明らかとなった。以上のことから遺伝子改変マウスを用いた小動物PETによる脳機能の画像化は、種々の精神神経疾患に対する病因解明、画像診断薬の開発および治療薬のスクリーニングに対し強力なツールになりうると期待される。, 第18回日本精神神経薬理学会・第38回日本神経精神薬理学会 合同年会}, title = {遺伝子改変動物を用いたイメージングバイオマーカーの評価}, year = {2008} }