@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062743, author = {柿沼, 志津子 and 尚, 奕 and 山内, 一己 and 中田, 章史 and 今岡, 達彦 and 西村, まゆみ and 波多野, 由希子 and 島田, 義也 and 柿沼 志津子 and 尚 奕 and 山内 一己 and 中田 章史 and 今岡 達彦 and 西村 まゆみ and 西村 由希子 and 島田 義也}, month = {Sep}, note = {重粒子線による発がんは、宇宙放射線の人体へのリスク評価において重要な検討課題である。宇宙飛行や宇宙ステーションの長期滞在が現実になり、宇宙放射線による発がんが心配されるが、いまだ十分なデータは蓄積されていない。また、将来的にヒトが宇宙で生活することを考えると、大人だけでなく子供や胎児への影響さらには継世代影響についての基礎データが不足している。本研究では、宇宙放射線に対する被ばく時年齢の要因について明らかにすることを目的とした。  B6C3F1マウスの雌と雄を、胎生17日目、1週齢および7週齢でγ線(137Cs)または炭素線(290MeV 10cmφ、mono、LET13keV/μm)を0.2または2.0Gyで1回全身照射した後、SPF環境下で終生飼育した。1群は20匹、コントロール群を併せて計340匹を用いた。  γ線と炭素線ともに0.2Gy照射後の寿命短縮率は、コントロールと比較して有意差は認められなかった。γ線2.0Gy照射後の寿命短縮率は、1週齢照射では雄雌共に約20%、7週齢照射では雌は18%、雄は6%であったが、胎生17日目照射では、寿命短縮効果は認められなかった。一方、炭素線2.0Gy照射後の寿命短縮率は、1週齢照射は雌で34%、雄は18%で、7週齢照射では雌で22%、雄は5%であった。さらに、胎生17日目照射では、雌雄共に約30%であり、γ線とは異なる結果となった。すなわち、γ線では1週齢、炭素線では胎生17日目と1週齢で寿命短縮効果が強く、また、雄に比べて雌の感受性が高いことが明らかとなった。炭素線の寿命短縮効果は、γ線より強く、被ばく時年齢や性別によって変動することが示された。特に、炭素線による胎生期照射の強い寿命短縮効果は、新たな知見である。, 日本宇宙生物科学会第22回大会}, title = {宇宙放射線によるマウスの寿命短縮効果}, year = {2008} }