@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062701, author = {山谷, 泰賀 and 吉田, 英治 and 稲玉, 直子 and 錦戸, 文彦 and 澁谷, 憲悟 and 村山, 秀雄 and 山谷 泰賀 and 吉田 英治 and 稲玉 直子 and 錦戸 文彦 and 澁谷 憲悟 and 村山 秀雄}, month = {Sep}, note = {Positron Emission Tomography (PET)は、生体内特定分子の局在と動態を画像化できることから、分子イメージングを推進する有力な手段として期待されている。従来のPET装置では、検出感度を高めるために被検者を囲むように検出器を配置しているが、長いトンネル状の患者ポートは、被検者の心理的ストレスを高めると共に被検者へのケアの障害にもなる。これに対して我々は、体軸方向に2分割した検出器リングを離して配置し、物理的に開放された視野領域を有する世界初の開放型PET装置”OpenPET”を提案している[1][2]。従来の方法は一部でも検出器が欠損すると画像が劣化してしまうが、OpenPETでは、最も画質の優れるPET装置の中央部分を覆う検出器を除去しても、画質への影響が最小になるように検出器を配置している(図)。さらにDepth-of-interaction(DOI)検出器と組み合わせると、開放化による分解能低下も抑えられる。 OpenPETでは開放空間から照射治療が行えるため、これまでは不可能であった治療中のPET診断が可能になる。特に、粒子線がん治療装置と組み合わせると、ビームが照射された患者体内のがん標的近傍をPETで画像化して確認できることから、治療精度の向上に役立つものと考えられる。将来的には、画像再構成計算を高速化することで、診断・治療・確認をリアルタイムに行う未来型のがん治療も可能になると期待される。OpenPETは、見方を変えると、限られた数の検出器でも視野範囲を拡大できることから、全身を一度に診断できる高感度・低被ばくなPET装置を比較的低コストで実現できる可能性があり、医薬品の開発効率を高める方法として注目されているマイクロドーズ試験の推進に役立つものと期待される。さらに、近年普及が進んでいるPET/CT装置に応用すると、開放空間にX線CT装置など別の診断装置を設置できることから、従来のPET/CT装置では不可能であった同一部位の同時計測が可能になる。, 第69回応用物理学会学術講演会}, title = {PETの新たな可能性を拓く”OpenPET”}, year = {2008} }