@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062684, author = {中嶋, 美緒 and 馬場, 雅行 and 山本, 直敬 and 梅村, 啓史 and 朝長, 毅 and 野村, 文夫 and 中嶋 美緒 and 馬場 雅行 and 山本 直敬}, month = {Jul}, note = {非小細胞肺癌(NCLSC)に対する重粒子線治療は低侵襲で局所制御率の高い治療であり、1994年から2007年に治療した肺癌患者数は724例に達した。しかし、局所(照射野内)再発症例が10%前後認められる。さらに、grade2の肺臓炎、皮膚炎などの有害事象が出現する症例も5%未満存在する。これらの放射線抵抗性や有害事象を事前に予測することや、早期に判定することは困難であるため、低侵襲で正確なバイオマーカーが必要とされている。 プロテオミクスは生体に発現しているタンパク全体であるプロテオームを網羅的に解析する研究である。われわれは非小細胞肺癌症例の血清サンプルに対し、プロテオミクスの手法を利用して、重粒子線治療後の腫瘍と正常組織の反応をモニターするために有用なバイオマーカーを探索することを目的とした。 当院で2006年9月から2008年6月に重粒子線治療を行った原発性肺癌のうち、70例の症例を登録した。そのうち、治療後3ヶ月以上経過した症例の血清を用いたプロテオーム解析を行った。治療前と治療終了後1日、1、3、6ヶ月の血清サンプル各5μLを磁性ビーズで調整し、MALDI-TOF MSの原理を用いたClinprotTMSystem(ブルカーダルトニクス社)を使用して、血清のプロテオームプロファイリングを行った。 その結果、治療前後で複数のピークにおいて有意な変化が認められた。これらのピークは治療効果や有害事象をモニターするための新たなバイオマーカーとなる可能性があると考え、現在これらのピークの同定を進めている。, 第6回千葉肺癌カンファレンス}, title = {重粒子線治療を行った非小細胞肺癌症例の血清プロテオーム解析}, year = {2008} }