@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062534, author = {安藤, 裕 and 向井, まさみ and 谷川, 琢海 and 小林, 暁 and 辻井, 博彦 and 安藤 裕 and 向井 まさみ and 谷川 琢海 and 小林 暁 and 辻井 博彦}, month = {Apr}, note = {【目的】海外では、健康・医療情報の地域における共有が普及しつつある。日本においても名古屋地区での脳卒中の施設間共有などが開発されつつある。当院では、放射線治療のコンサルテーションを行うために、施設間で画像情報を含めた診療情報を共有するプロトタイプシステムを開発することを目的とした。 【方法】IHE(Integrating the Healthcare Enterprise)で示されているガイドラインにXDS(Cross-enterprise Document Sharing)とXDS-I(for Imaging)がある。このXDS/XDS-Iは、施設間で共有するデータを、公開用のサーバ(保存庫)に登録し、その索引情報が検索用のサーバ(登録簿)に転送される。画像を含んだ情報を参照する場合は、登録簿に問い合わせを行い、その検索情報から実際の情報を保存庫から読み出す。 【結果・考察】XDSおよびXDS-Iを実現するソフトウエアをOpen Source Software(OSS)で開発し、公開した。開発したプロトタイプは、基本機能において当初の目的を果たしたが、実際に運用するには幾つかの問題点が認められた。これらは、(1)既存の電子カルテシステムやPACSとのデータの移行、(2)施設間での患者IDのマッチング方法、(3)共有する医療情報に付属する検索情報の定義、(4)ネットワークを経由するための個人情報の保護、(5)データのアクセスコントロー ル、(6)端末の認証と監査証跡などの課題である。今後、これらの課題を解決するためには、既存システムへのインターフェースの開発、暗号化や匿名化などとともにテスト運用によるシステムの改良が必要と思われる。 【結語】IHEのXDS/XDS-I用のソフトウエアをOSSで開発し、一般に公開した。実運用では、今後さらにソフトウエアを改良する必要があった。, 第67回日本医学放射線学会}, title = {IHE-XDS/XDS-I を用いた施設間連携システムの問題点}, year = {2008} }