@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062528, author = {蜂谷, みさを and 柴田, 知容 and 宮村, 太一 and 明石, 真言 and 蜂谷 みさを and 柴田 知容 and 宮村 太一 and 明石 真言}, month = {Nov}, note = {Tumor necrosis factor (TNFα)は炎症時に産生されるcytokineであり、様々な生理活性を持つ。敗血症やショック状態では、TNFαが過剰に産生され,血液凝固の促進や微小循環障害を引き起こす。またTNFの血液中の濃度と患者の予後とは相関する。一方、TNF阻害薬では予後の改善を報告しているものもあり、被ばく時にその産生が過剰に増加することを考えると高線量被ばくによる重篤な炎症におけるTNFαの役割は重要と思われる。今回、TNF knockout (TNF-/-)マウスを用い、in vivoでの放射線障害におけるTNFの影響について検討した。BALB/c wild type (TNF+/+)またはTNF-/-マウスに全身照射し生存率を調べた。TNF+/+に比べTNF-/-群の生存期間に顕著な短縮が観察された。5Gy照射のTNF+/+では生存率が5、10、30日後ではそれぞれ、95%、90%、65%である。これに対しTNF-/-では75%、35%、15%であった。小腸クリプトアッセイで、生細胞数がTNF-/-マウスでは低値を示す傾向があった。また体重、臓器重量、血清AST、ALTレベルなどの肝機能、血球数では差が認められなかった。生存率曲線からはTNFは放射線障害の治癒機構に必要かつ重要な働きをしていると考えられ、現在さらに死因とそのメカニズムについて組織学的検査、抗酸化酵素、たんぱく質発現について解析中である。, 日本放射線影響学会 第50回大会}, title = {高線量放射線被ばくにおけるTNFaの役割}, year = {2007} }