@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062407, author = {今市, 寿史 and 塚本, 智史 and 太田, 有紀 and 鬼頭, 靖司 and 相沢, 明 and 今井, 裕 and 南, 直治郎 and その他 and 太田 有紀 and 鬼頭 靖司 and 南 直治郎}, month = {Oct}, note = {【目的】卵母細胞に蓄積した遺伝子産物は卵子の成熟や受精後の発生過程において重要な役割を果たしている。これらの遺伝子のうち受精後の発生過程において機能する遺伝子は母性効果遺伝子と呼ばれ、これまでマウスにおいて約10種類が同定されている。演者らは卵母細胞に特異的に発現する遺伝子Oog1を同定し、Oog1が胚性ゲノムの活性化の起こる1細胞期後期から2細胞期前期にかけて核に局在することを示した。またOog1がRasやRanと結合することも明らかにしてきたが、Oog1の生物学的機能はいまだ不明である。そこで本研究では二本鎖RNA(dsRNA)を発現するトランスジェニックマウスを作製し、Oog1をノックダウンすることによって得られる表現型を解析して、Oog1の機能を明らかにすることを目的とした。【材料と方法】Oog1を標的とするdsRNAをGV期の卵母細胞に顕微注入し、注入20時間後にRT-PCRによってOog1のmRNA量を定量した。GV期卵においてmRNA量の減少が確認できた配列を用いて、ZP3プロモーターの下流でdsRNAを発現するベクターを構築し、トランスジェニックマウスを作製した。作製した雌のトランスジェニックマウスにおいてはその個体の受胎率を検定し、雄のトランスジェニックマウスにおいては野生型の雌との交配によって得られたF1雌を用いて受精卵の発生能について検定した。【結果と考察】GV期卵を用いた結果から、作製した2種類のOog1dsRNAはともに効果的にOog1mRNA量を抑制することが明らかになった。また、作出した雌のトランスジェニックマウス5匹のうち4匹は不妊傾向にあり、Oog1の抑制が受胎に影響を及ぼすことが明らかになった。また、雄のうちの2つの系統のF1雌から得られた卵母細胞においてOog1の発現抑制が確認され、それらの個体から得られた受精卵において発生が停止した。これらの結果から、Oog1は卵子形成ではなく胚形成の時期に機能を持つ新たな母性効果遺伝子である可能性が示された。, 第100回日本繁殖生物学会大会}, title = {RNAi法を用いた卵母細胞特異的遺伝子Oog1の発現抑制が初期胚の発生に及ぼす影響}, year = {2007} }