@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062378, author = {本村, 香織 and 萩原, 亜紀子 and 鈴木, 理 and 木村, 美穂 and 隠岐, 潤子 and 中山, 文明 and 明石, 真言 and 今村, 亨 and 萩原 亜紀子 and 中山 文明 and 明石 真言}, month = {Nov}, note = {Fibroblast growth factor (FGF)ファミリーは細胞増殖・分化や代謝を調節する。FGFがFGF受容体(FGFR)と結合して活性化する際には、細胞表面に存在するプロテオグリカンのヘパラン硫酸(HS)または類縁体ヘパリンの共存が必要である。FGF1サブファミリーに分類されるFGF1とFGF2は構造的に類似しているが、受容体特異性の相違に加え、内在的HS発現細胞に作用するに際してもFGF1活性が外来ヘパリンに強く依存するのに対し、FGF2活性は依存しないという相違がある。これらの構造的基盤解明と有用分子創製をめざし、我々は以前、系統的に多数のFGF1/FGF2キメラタンパク質を作成した(Imamura et al., Biochim Biophys Acta, 1995)。今回、その中の、FGF1の44-86アミノ酸領域をFGF2の対応領域と置換した分子 (以下FGF-C) について、ヘパリン依存性と受容体特異性を詳細評価し、急性放射線障害の予防に効果的な細胞制御剤としてのFGF-Cの有用性を評価することを目的とした。内在的HS発現も内在的FGFR発現もない細胞に各種FGFRを強制発現させ、外来ヘパリン添加および非添加条件下で、FGF1とFGF-Cによる細胞増殖促進活性を詳細に評価した。その結果、ヘパリン存在下ではFGF-CはFGF1とよく似た受容体特異性と強い活性を示し、ヘパリン非存在下でもFGF1より強く細胞増殖を促進することが明らかとなった。さらに、FGF-Cをヘパリン添加および非添加でC3Hマウスに腹腔内投与した後にガンマ線10 Gyの全身照射をしたところ、照射後3.5日でFGF1と同程度に小腸cryptの再生を促進した。以上の結果から、FGF-Cはヘパリン同時投与を必要としない安定型FGF-1様分子薬剤として、放射線障害の予防治療に有用であると考えられる, 日本放射線影響学会第50回大会}, title = {放射線障害の予防治療薬候補としてのFGF1/FGF-2キメラタンパク質のヘパリン依存性とFGF受容体特異性の評価}, year = {2007} }