@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062366, author = {高畠, 貴志 and 石原, 弘 and 大町, 康 and 田中, 泉 and 中村, 正子 and 藤川, 勝義 and 廣内, 篤久 and 柿沼, 志津子 and 島田, 義也 and 小木曽, 洋一 and 田中, 公夫 and 高畠 貴志 and 石原 弘 and 大町 康 and 田中 泉 and 廣内 篤久 and 柿沼 志津子 and 島田 義也 and 田中 公夫}, month = {Dec}, note = {哺乳類を含む多数の生物種において、ゲノム中に散在するmobile element(可動性遺伝因子)のゲノム中での転移が、紫外線や放射線などの環境ストレスに応答して活性化することが知られている。新しいゲノム領域に転移すると、周辺に存在する遺伝子の発現を変化させたり、遺伝子の構造を破壊したりして、発がんや疾病に関与すると考えられている。我々は、哺乳類のゲノム中で可動性遺伝因子の活性化に起因するゲノム変化を網羅的に解析する目的で、多数の可動性遺伝因子のゲノム中での位置を、マイクロアレイを利用して一度に同定できる技法の開発を行った。マウスのレトロトランスポゾンの1種であるintracisternal A-particle (IAP)の近傍のDNA配列を、ビオチン標識したオリゴヌクレオチド(IAPに特徴的な配列を持たせた)とビオチンと親和性のあるストレプトアビジンを結合した磁気ビーズを用いて分離精製し、マイクロアレイ上でハイブリダイゼーション反応を行った。最初に、C3H系統のマウスと、C57BL/6系統のマウスのゲノム中に存在するIAPの場所の候補を数百箇所同定した。これらのうち、遺伝子のプロモーター領域や、遺伝子の内部に存在する約150箇所について、約3分の2はどちらかの系統でのみ存在が認められ、系統差がかなりあることが分かった。さらに、この手法により、1例の放射線誘発白血病サンプルのゲノムDNA中で、IAPの転移が起こったと思われる箇所を検索した。その結果、がん化に付随して転移したと思われるゲノム領域を3箇所見出した。これらの結果から、今回開発した方法は、異なるゲノム間の比較だけでなく、可動性遺伝因子がストレスに応答してどの程度動くのかを解析するための手法としても応用可能だと考えられる。本研究は青森県からの受託事業により得られた成果の一部である。, 第30回日本分子生物学会年会第80回日本生化学会大会合同学会}, title = {マイクロアレイ技術を応用したマウスゲノム中でのレトロトランスポゾン(Intracisternal A-particle)挿入部位の網羅的同定}, year = {2007} }