@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062337, author = {尚, 奕 and 柿沼, 志津子 and 甘崎, 佳子 and 西村, まゆみ and 小林, 芳郎 and 島田, 義也 and 甘崎 佳子 and 柿沼 志津子 and 山内 一己 and 西村 まゆみ and 島田 義也}, month = {Sep}, note = {【目的】B6C3F1マウスは、放射線の分割照射によって高率に胸腺リンパ腫(thymic Lymphoma, TL)が発生する。我々は放射線照射後の胸腺細胞やリンパ腫細胞においてインターロイキン(IL)-9受容体(IL-9R)の発現が高くなること、またIL-7による増殖促進効果が見られること、この効果はIL-9によってさらに増強されることを報告した(Nishimura et al. 2004)。すなわち、胸腺内サイトカインの増殖応答性の変化がリンパ腫発生において重要な役割をもつと考えられる。本研究では、TL発生に高感受性のC57BL/6(B6)マウスと低感受性のC3Hマウスを用いて、TL細胞におけるIL-9R-Jak-Stat経路の発現及び活性化について検討した。 【材料と方法】5週齢B6またはC3H雌マウスに、X線1.6Gyを1週間間隔で4回照射し胸腺リンパ腫を誘発した。腫瘍細胞のIL-9RのmRNAとタンパク質及びその下流のJak-Statシグナル伝達経路関連タンパク質の発現および活性化状態をRT-PCRとWestern Blot法で調べた。 【結果と考察】正常胸腺細胞ではIL-9Rが殆ど発現しないのに対し、両系統のTLともIL-9Rが高発現していた。B6マウスでは、下流のJak1-Stat3/5高活性化とStat5の標的遺伝子であるcyclin D1の高発現が認められた。B6マウスではIL-9R-Jak-Stat3/5- cyclin D1の活性化しているTLは高頻度(53%, 24/45)であったのに比べて、C3HマウスTLの経路活性化頻度はわずか20%(3/15)であった。IL-9R-Jak-Stat経路の高活性化とTL発生感受性の相関が示され、IL-9Rの高発現がB6マウスのTL発生に重要であることが示唆された。IL-9R高発現の分子的メカニズムを明らかにするため、現在IL-9R promoter活性の解析を行っている。, 若手放射線生物研究会主催京都大学原子炉実験所専門研究会}, title = {放射線誘発マウス胸腺リンパ腫におけるIL-9R-Jak-Stat経路の発現検討}, year = {2007} }