@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062331, author = {道川, 祐市 and 野宮, 琢磨 and 田巻, 倫明 and 大塚, 好美 and 塩見, 尚子 and 塩見, 忠博 and 岩川, 眞由美 and 今井, 高志 and 道川 祐市 and 野宮 琢磨 and 田巻 倫明 and 荘司 好美 and 塩見 尚子 and 塩見 忠博 and 岩川 眞由美 and 今井 高志}, month = {Nov}, note = {マウス扁平上皮癌SCCVII、およびNR−S1は、γ線及び炭素線を用いたin vivo腫瘍増殖遅延アッセイにおいて、SCCVIIは放射線高感受性を示し、一方のNR-S1は放射線低感受性を示す。この違いはin vitroコロニー形成法にても保持されていた。本研究の目的は、in vitro培養系における両者の放射線応答様式を時系列で比較解析することにある。  まず、対数増殖期のSCCVIIとNR−S1にそれぞれ0Gy(非照射)・4 Gy・8 GyのX線を照射してからトリプシン処理を行い、一定数の細胞を新しい培養ディッシュに播種した。CO2インキュベーター内で24時間培養後にタイムラプス位相差顕微鏡観察を開始した。5分間隔でハロゲンランプ照射による可視光撮影を行い、48時間の観察期間内に計576枚の画像を取得した。SCCVIIとNR−S1のそれぞれにおいて、取得した画像内に収められている細胞個々の挙動を時系列解析して比較を行った。  SCCVIIは、X線非照射の条件において個々の細胞が独自のタイミングで独立性を保ったまま分裂を繰り返し、分裂中及び分裂後の細胞が融合することはほとんどなかった。4 Gyもしくは8 Gy照射により多くの細胞に分裂遅延がもたらされ、細胞サイズの巨大化が認められるようになったが、このような状況でも分裂する際は細胞個々の独自のタイミングで起こり、細胞融合は稀な現象であった。一方のNR-S1では、X線非照射の条件において隣り合った細胞同士が高頻度で同調分裂を示した。これら同調分裂中の複数の細胞は融合し、ひとつの分裂中間体を形成した後、最終的に複数個の細胞を生み出すことがたびたび観察された。4 Gyもしくは8 Gy照射時においてもこのような分裂様式は保持された。さらに、分裂遅延や細胞サイズの巨大化はSCCVIIにおいて見られたほど顕著ではなかった。今後、放射線応答様式と放射線感受性との因果関係について解析を進める予定である。, 日本放射線影響学会第50回大会}, title = {放射線感受性の異なる2種のマウス扁平上皮癌細胞(SCCVII、NR-S1)を用いたin vitro放射線応答の時系列解析}, year = {2007} }