@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062317, author = {府馬, 正一 and 石井, 伸昌 and 武田, 洋 and 宮本, 霧子 and 柳澤, 啓 and 土居, 主尚 and 川口, 勇生 and 田中, 伸幸 and 稲森, 悠平 and 府馬 正一 and 石井 伸昌 and 武田 洋 and 宮本 霧子 and 柳澤 啓 and 土居 主尚 and 川口 勇生}, month = {Nov}, note = {現在、環境の放射線防護体系が国際的に構築されつつある。その中で、環境を構成する個々の生物種への直接影響をもとに環境影響が評価されている。しかし、環境中には複雑な生物種間相互作用が存在するので、それを介した間接影響も考慮して環境全体に対する影響を評価する必要がある。そこで、本研究では、モデル実験生態系(マイクロコズム)を用いて、水圏微生物生態系に対するγ線の影響評価を行った。 供試マイクロコズムの構成生物種は、生産者である緑藻類Chlorella sp.、Scenedesmus sp.、藍藻類Tolypothrix sp.、消費者である貧毛類Aeolosoma hemprichi、ワムシ類Lecane sp.、Philodina sp.、繊毛虫Cyclidium glaucoma、分解者である細菌4種以上である。このマイクロコズムの成長期に60Coγ線を100、500、1000、5000 Gy急照射した。その後、160日間にわたって個体数変動を測定した。 100 Gyでは、全ての消費者が対照よりも減少したが、Tolypothrix sp.は増加した。500 Gyでは、緑藻類の増殖が阻害され、Lecane sp.は対照よりも減少し、細菌は一時的に減少した。Tolypothrix sp.は増加した。1000 Gyでは、Scenedesmus sp.とA. hemprichiが死滅し、Chlorella sp.の増殖が阻害され、細菌は一時的に減少した。Tolypothrix sp.、Lecane sp.、C. glaucomaは増加した。5000 Gyでは、Scenedesmus sp.と全ての消費者が死滅し、Chlorella sp.と細菌の増殖が阻害された。Tolypothrix sp.は増加した。このように、観察された影響は必ずしも線量依存的ではなく、放射線による個体数の増加も見られた。これらは、間接影響の結果と考えられる。また、用量−影響関係を、放射線と殺虫剤、除草剤、銅との間で定量的に比較する予定である。, 日本放射線影響学会第50回大会}, title = {γ線の急照射が成長期のマイクロコズムに与える影響}, year = {2007} }