@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062225, author = {須金, 紀雄 and 蓑原, 伸一 and 馬場, 雅行 and 大野, 由美子 and 中嶋, 美緒 and 今井, 礼子 and 宮本, 忠昭 and 辻井, 博彦 and 須金 紀雄 and 馬場 雅行 and 大野 由美子 and 中嶋 美緒 and 今井 礼子 and 宮本 忠昭 and 辻井 博彦}, month = {Apr}, note = {【目的】良好な線量分布を持つ炭素線を用いた肺癌の治療において、さらに照射精度をあげるためには肺及び腫瘍の3次元的な呼吸性移動を正確に把握し、照射野マージンの不確定性を減らすことが重要となる。我々は肺内の気管支や血管のトポロジー性に着目し、その解剖学的な分岐点を制御点とする運動計測方法を開発し、ファントム及び臨床データで3次元運動の定量化を試みた。 【方法】重粒子線治療の対象になった肺癌患者に対し、照射時と同一の固定具・体位で4D-CTの撮影を行う。撮影にはマルチスライスCTのシネ・スキャンモードを用い、体表面にセットした呼吸センサーの呼吸位相に同期させて、20mm単位(1.25mm×16スライス)で任意範囲のシネ・スキャンデータを収集する。これらの投影データから、呼吸位相に関連付けした時系列の3D-CT(呼吸位相同期4D-CT)を再構成する。各3D-CTについて肺内血管の分岐点をセミオートマチックに描出し、その時間的な位置変化を追跡することで、肺野内の3次元運動のベクトルマップを作成する。 【結果及びまとめ】従来、呼吸運動の計測には臓器内に挿入した金属マーカーをX線透視画像上で追跡する方法がとられたが、この方法で得られるのは数点のマーカー位置の変動である。本研究で用いた手法は、肺内血管の分岐点を制御点に用いるため、肺野内の数百の点を追跡し運動のベクトルマップを作成することができた。気管支ファントムを用いた実験では、1ボクセルの誤差範囲で3次元運動を定量化できた。この方法により、肺全体及び局所の呼吸性運動について、その3次元的な運動を呼吸波形と関連付けて計測できる。本手法は、放射線治療のための呼吸性肺運動の定量化に有用と考えられる。, 第66回日本医学放射線学会学術集会}, title = {呼吸位相同期4D-CTを用いた肺の呼吸性運動の3次元解析}, year = {2007} }