@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062217, author = {中森, 泰三 and 吉田, 聡 and 久保田, 善久 and 坂内, 忠明 and 木下, 圭司 and 藤森, 亮 and 中森 泰三 and 吉田 聡 and 久保田 善久 and 坂内 忠明 and 木下 圭司 and 藤森 亮}, month = {Sep}, note = {ゲノミクスと呼ばれるゲノムの構造と機能に関する研究分野において、様々な研究手法が開発され続けている。ゲノミクスの手法は生態毒性学にも適用されるようになり、エコトキシコゲノミクスと呼ばれるようになった。エコトキシコゲノミクスは、環境毒性物質の作用様式の解明や曝露評価などにおいて潜在的利点を有している。ゲノミクスの手法の多くは遺伝子のシーケンス情報を必要とする。従来から生態影響評価に用いられてきた環境生物においては、遺伝子情報に乏しいため、ゲノミクスの手法の利用は制限される。環境生物においては、まず、ストレス応答遺伝子を同定することが必要である。トビムシは世界中の土壌に普通に見出されることから、広く環境影響評価に用いられてきている。しかしながら、遺伝子情報に乏しいのが現状である。High-Coverage Expression Profiling(HiCEP)法は、遺伝子情報の無い生物にも適用できる新しい網羅的遺伝子発現解析法である。毒性物質の曝露により変化する特定の遺伝子発現の増減を、見事に検出できる。本講演では、HiCEP法をF. candidaにおけるストレス応答遺伝子の探索に適用した例を紹介する。放射線、カドミウムそれぞれについて、曝露時と対照のトビムシの遺伝子発現プロフィールを比較したところ、2万近くのピークが得られ、発現量が増加するピークが200近く得られた。発現変動が大きかったピークを分取・シーケンスし、既知の遺伝子と配列を比較したところ、いくつかはストレス応答遺伝子と類似性が得られ、機能が推察された。これらの結果から、HiCEP法は環境生物のストレス応答遺伝子の探索において有用な手法であることが示唆された。, 第13回日本環境毒性学会・バイオアッセイ研究会合同研究発表会}, title = {土壌昆虫トビムシにおけるストレス応答遺伝子の探索}, year = {2007} }