@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062203, author = {越水, 正典 and 澁谷, 憲悟 and 室屋, 裕佐 and 浅井, 圭介 and その他 and 澁谷 憲悟 and 室屋 裕佐}, month = {Sep}, note = {はじめに:現在用いられている多くのシンチレータは、Ce3+などの発光中心を利用しているが、これらの発光寿命は数十ナノ秒程度である。本研究では、より高速な応答を示すシンチレータを作製するために、発光中心として、半導体超微粒子の利用を試みた。ハロゲン化物結晶の熱処理により、結晶内に半導体超微粒子を析出させたものを試料とし、これについてシンチレーション特性を評価し、各発光成分の解析を行った。 \n実験:ハロゲン化物結晶は、ブリッジマン法により作製した。得られた結晶を熱処理し、半導体超微粒子を析出させた試料を作製した。作製した試料について、シンチレーション強度の時間プロファイルの測定を行った。試料は35MeVパルス電子ビームにより励起され、光電子増倍管からの信号をデジタルオシロスコープにより測定した。 \n結果:試料の一例として、PbCl2:Csのシンチレーション強度の時間プロファイルを示す。すべての測定温度において、サブナノ秒の減衰時定数をもつ高速な発光成分が観測された。これは、半導体超微粒子による発光成分であると考えられる。また、低温になるにつれて顕著に現れる低速な発光成分も観測された。これは、PbCl2の自己束縛励起子による発光成分であると考えられる。以上の結果かPbCl2:Csのシンチレーションには、PbCl固有の低速な発光成分が観測されるものの、半導体超微粒子による高速な発光成分が存在したことから、半導体超微粒子を高速シンチレータの発光中心へ適用可能なことが示された。, 2007年秋季第68回応用物理学会学術講演会}, title = {ハロゲン化物結晶中に形成される半導体超微粒子を用いた高速シンチレータ材料の開発}, year = {2007} }