@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062151, author = {田巻, 倫明 and 岩川, 眞由美 and 大野, 達也 and 中渡, 美也子 and 酒井, 美奈子 and 今留, 香織 and 野尻, 和典 and 中野, 隆史 and 辻井, 博彦 and 今井, 高志 and 田巻 倫明 and 岩川 眞由美 and 大野 達也 and 中渡 美也子 and 酒井 美奈子 and 今留 香織 and 野尻 和典 and 中野 隆史 and 辻井 博彦 and 今井 高志}, month = {Jul}, note = {【目的】炭素イオン線照射が腫瘍転移能に及ぼす影響を明らかにする。 【材料と方法】(1)転移実験モデルとして、C3Hマウスに自然発生したマウス扁平上皮癌NR-S1を用いた。(2)C3Hマウスの下肢に、NR-S1腫瘍細胞を10^6個移植し、腫瘍径7.5mmの時点で炭素イオン線照射(290MeV/u, spread-out Bragg peak (SOBP) 60mm)を5Gy、10Gy、30Gy、50Gy照射した。比較対象として、γ線照射(137Cs, γ線)を8Gy、15Gy、30Gy、50Gy照射した。(3)局所効果は、腫瘍体積で判定し、照射後2週間、腫瘍径を測定した。(4)転移能は、肺転移数で評価した。15日目に両側肺を摘出し、肺表面の転移結節数を測定した。(5)炭素線照射による生物学的変化を網羅的に解析するために、各照射群における下肢局所腫瘍および肺転移巣のマイクロアレイ解析を施行した。【結果】炭素イオン線低線量照射群(5Gy、10Gy)では、照射後の原発巣の体積は非照射群と有意な差異は認めず、照射後も増大したが、肺転移数は有意に減少した(非照射群:139±37個、5Gy群:34±14個、10Gy群:16.8±4.6個)。一方、炭素イオン線高線量照射群(30Gy、50Gy)では、原発巣の有意な縮小を認め、肺転移数も有意に減少した(30Gy群:7.0±5.2個、50Gy群:1.4±2.4個)。同様の結果はγ線照射群でも観察され、有意な局所制御効果を認めなかったγ線8Gy、15Gy照射群でも肺転移数の減少を認めた(γ線8Gy群:35.8±9.5個、15Gy群:11±5.4個、30Gy群:3.0±3.3、50Gy群:4.2±2.8個)。 【まとめ】C3Hマウス扁平上皮癌の転移実験モデルにおいて、原発巣に対する放射線治療は肺転移を有意に抑制した。肺転移抑制効果には、高線量照射時に原発巣の局所制御に伴って認められるものだけでなく、低線量照射時に局所制御に必ずしも伴わないものも存在することが示唆された。病理学的観察およびマイクロアレイ解析結果を合わせてそのメカニズムに言及する。, 第16回日本がん転移学会総会}, title = {マウス扁平上皮癌モデルにおける局所炭素イオン線照射の肺転移抑制効果}, year = {2007} }