@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062121, author = {柿沼, 志津子 and 小玉, 陽太郎 and 甘崎, 佳子 and 東海林, 裕 and 西村, まゆみ and 島田, 義也 and 柿沼 志津子 and 小玉 陽太郎 and 甘崎 佳子 and 東海林 裕 and 西村 まゆみ and 島田 義也}, month = {Jun}, note = {【目的】DNAミスマッチ修復(MMR)遺伝子の欠損は、複製時に生じるミスマッチによってがん関連遺伝子にフレームシフトや点突然変異を蓄積する。その結果、TGFbRIIやBAX遺伝子などの一塩基リピートにフレームシフト変異が生じ、ヒトの遺伝性非腺腫症性大腸癌(HNPCC)の原因となる。MMR遺伝子ホモ欠損の小児では、TまたはB細胞白血病を発症することが報告されているが、その標的遺伝子はまだ明らかではない。そこで本研究では、Mlh1-/-マウスで生じるT細胞白血病を用いて、発がん原因遺伝子としてIkarosに着目しその変異頻度とスペクトラムについて検討した。 【方法・結果】非照射群および2週齢と10週齢のMlh1-/-マウスにX線2Gyを全身照射し、発生したT細胞白血病のIkarosの変異についてタンパク発現および塩基変異解析を行った。その結果、Ikarosタンパクの欠失が高頻度に見られた。その頻度は、非照射群71%、2週齢照射群85%そして10週齢照射群ではやや減少し46%であった。塩基配列解析の結果、タンパクの欠失は、Ikaros遺伝子内の一塩基リピート配列に生じた一塩基欠失または挿入によるフレームシフト変異が原因であることが明らかになった。 【結論・考察】高頻度のフレームシフト変異は、これまでにヒト白血病や放射線または化学発がん剤誘発マウスT細胞白血病で報告されたIkarosの変異タイプとは明らかに異なっており、Mlh1-/-マウスのT細胞白血病では、MMR欠損に依存してIkarosが変異の標的となることを初めて明らかにした。, 第17回学術研究集会}, title = {Mlh1-/-マウスのT細胞白血病ではIkarosが変異の標的となる}, year = {2007} }