@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062088, author = {成島, 一夫 and 島田, 英昭 and 阿久津, 泰典 and 松原, 久裕 and 岡住, 慎一 and 鍋谷, 圭宏 and 北林, 宏之 and 安田, 茂雄 and 山田, 滋 and 鎌田, 正 and 吉川, 京燦 and 辻井, 博彦 and 落合, 武徳 and その他 and 成島 一夫 and 島田 英昭 and 阿久津 泰典 and 松原 久裕 and 岡住 慎一 and 鍋谷 圭宏 and 北林 宏之 and 安田 茂雄 and 山田 滋 and 鎌田 正 and 吉川 京燦 and 辻井 博彦 and 落合 武徳}, month = {Jul}, note = {【背景と目的】我々は、1995年以来、食道癌術前重粒子線照射の検討を行っている。現在、21世紀COEプログラム研究の一環として、T1b-T3症例を対象として、新たな臨床試験が進行中である。これまでに3例で組織学局所効果grade3が認められたので報告する。【症例】[症例1]症例:69才、男性。主訴:特になし。現病歴:2004年7月、検診の上部消化管内視鏡検査で食道に0-IIc+Ipl+Ip病変を認め、生検で扁平上皮癌(以後SCC)であった。精査にてT1bN0M0,stageIであった。2004年10月、重粒子線治療を1回3.6GyE,全8回、総線量28.8GyEを2週間で行った。[症例2]症例:64才、男性。主訴:特になし。現病歴:2004年10月、検診の上部消化管内視鏡検査で食道に0-IIc病変を認め、生検でSCCを認めた。精査にてT1bN0M0,stageIであった。2004年12月から2005年1月まで、重粒子線治療を1回3.8GyE,全8回、総線量30.4GyEを2週間で行った。[症例3]症例:71才、男性。主訴:食道のつかえ感、しみる感じ。現病歴:2005年3月、主訴が出現し、近医を受診した。上部消化管内視鏡検査で食道に3型腫瘍を認め、生検でSCCであった。精査にてT2N0M0,stageIIであった。2005年5月、重粒子線治療を1回4.0GyE,全8回、総線量32.0GyEを2週間で行った。これら3例は、重粒子線照射終了1ヵ月後に右開胸開腹胸部食道全摘後縦隔経路胃管再建術、頚部リンパ節郭清を施行している。病理学的検査で3例とも局所腫瘍細胞の残存を認めなかったが、症例2において照射野外のリンパ節において、101Rに1個、104Rに1個、106recRに2個の転移を認めた。現在、明らかな再発を認めていない。 【結語と考察】術前重粒子線照射を施行した13例中3例で組織学局所効果grade3を認めた。線量増量試験進行中であるため照射線量は、28.8-32GyEと低線量単独治療であるが、良好な局所効果が得られている。今後、線量を増加してゆくとともに、長期予後ならびに長期有害事象を解析する予定である。, 第60回日本食道学会学術集会}, title = {術前重粒子線治療を施行し、組織学的効果Grade3を得た食道扁平上皮癌の3例}, year = {2006} }