@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062082, author = {兼松, 伸幸 and 取越, 正己 and その他 and 兼松 伸幸 and 取越 正己}, month = {Apr}, note = {【目的】一般的な重荷電粒子線治療では患者体内でのビーム飛程を制御するために、個別の飛程補償フィルターが利用される。この成形には汎用の工作機械を使ってプラスチックブロック材を3次元的に切削するのが一般的であるが、切削、仕上げ、形状検査のために多大な時間と費用を要するという問題がある。これを解決するために、簡便、高速、かつ確実に飛程補償フィルターを製作する装置を開発する。 【方法】ブロックの代わりに薄い板材を1枚づつ2次元的に裁断し、これらを積み重ねて固定することで所望の3次元形状に成形する製作方法を考案した。さらに実際に、フィーダー部から板材を1枚ずつ供給し、XYステージで精密に移動してタレットパンチング装置で打ち抜き加工し、さらに光学的に切断精度を検査し、最後に積層する装置を開発した。 【結果】システムの総合性能は未検証であるが、パンチング部の速度性能は1秒あたり2回以上が可能であることが実証された。 【考察】板材の厚さが3 mm、刃の幅が3 mmなので、典型的な補償範囲の100 mm X 100 mmの面積を切削するには凡そ1000回の切断数と見込まれ、切削時間としては10分程度となる。切削と並行に実施される検査や材料の移動に要する時間を加えても、1〜数時間程度を要する従来方式からの大幅な時間短縮が見込まれる。 【結論】重粒子線治療の費用削減及び治療準備期間短縮のために新しい方式の補償フィルター製作機を開発した。今後は本装置の性能検証、試験的運用から実運用まで進め、今後の治療患者数の増加に対応したい。, 第93回日本医学物理学会学術大会}, title = {積層型飛程補償フィルター製作機の開発}, year = {2007} }