@misc{oai:repo.qst.go.jp:00062004, author = {矢島, あや and 岸本, 理和 and 溝江, 純悦 and 長谷川, 安都佐 and 田辺, 耕士 and 神立, 進 and 外木, 守雄 and 蔵本, 千夏 and 矢島 あや and 岸本 理和 and 溝江 純悦 and 長谷川 安都佐 and 田辺 耕士 and 神立 進 and 外木 守雄 and 蔵本 千夏}, month = {Oct}, note = {目的:頭頸部悪性腫瘍の診断下に重粒子線治療が行われ、その後、手術で腐骨が確認された症例において、それらの重粒子線治療およびMR・CT画像所見を検討した。 対象と方法:対象は放射線医学総合研究所・重粒子医科学センター病院において頭頸部悪性腫瘍の診断下に重粒子線治療が行われた症例のうち、その後、手術で腐骨が確認された6例(男性3名、女性3名、年齢38―66歳、腺様嚢胞癌3例、軟骨肉腫2例、骨肉腫1例)。6例の腫瘍の原発部位、腐骨発生部位、腐骨発生部位と照射野の関係、照射前の処置、腫瘍および腐骨発生部位への照射量、正常骨髄と比較した腐骨のMR・CT画像所見についてretrospectiveに評価した。 結果:腫瘍の原発部位は上顎骨2例、上顎洞1例、頬粘膜1例、舌1例、鼻腔1例であり、全て骨浸潤を伴っていた。腐骨発生部位は上顎骨が4例、下顎骨が2例であり、全て照射野内に発生した。照射前の処置として腫瘍切除術を行っている症例が2例、未処置の症例が4例であった。腫瘍への照射量は70.4GyE/16fra.が3例、57.6GyE/16fra.が3例であった。腐骨発生部位への照射量は67.6GyEが2例、55.3GyEが3例、42.2GyEが1例であった。手術時には6例とも腐骨が口腔内に露出していた。1例は腫瘍の残存が認められ、5例は認められなかった。正常骨髄と比較した腐骨のMR画像所見は6例とも境界不明瞭であり、6例ともT1強調像では低信号、T2強調像では高信号であったものが2例、低信号であったものが3例、低信号および高信号が混在していたものが1例、造影T1強調像では不均一な造影効果を伴ったものが4例、伴わなかったものが2例であった。CT画像所見は6例とも腐骨周囲に骨破壊が認められた。 考察および結論:腐骨は感染源となるため、照射後の経過観察では重要な所見となる。しかし今回の検討では、骨病変の描出に優れるMR画像上では、腐骨発生部に認められる所見に様々なバリエーションがみられたため悪性腫瘍と類似した所見を呈する場合もあった。そのような場合には骨組織の描出に優れるCT画像や、照射野および照射線量との比較が診断の一助となると考えられた。, 第11回臨床画像大会}, title = {重粒子線治療後に腐骨を起こした6例の検討}, year = {2006} }