@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061873, author = {加藤, 博敏 and 山田, 滋 and 安田, 茂雄 and 鎌田, 正 and 溝江, 純悦 and 大藤, 正雄 and 辻井, 博彦 and 加藤 博敏 and 山田 滋 and 安田 茂雄 and 鎌田 正 and 溝江 純悦 and 大藤 正雄 and 辻井 博彦}, month = {Jul}, note = {目的:肝細胞癌に対する短期小分割炭素イオン線治療の安全性と有効性を検討する。方法:1995年4月から2005年8月まで施行した肝細胞癌に対する炭素イオン線治療の第I/II相および第II相臨床試験のうち、第II相試験で用いた52.8GyE/4分割照射で治療を行った61症例69病変を対象として、有害反応および局所制御率、累積粗生存率を検討した。有害反応は「RTOG」「RTOG/EORTC」の基準および「NCI-CTC」によって評価し、肝機能に関しては、さらにChild-Pughスコアの変化についても検討した。結果:経過観察期間中央値3.8年(2.5-5.2年)において、治療関連死および治療に関連した肝不全は見られなかった。肝機能検査主要5項目(GOT/GPT, ALB, T.BIL, PT, ALP)におけるNCI-CTCのGrade3有害反応の発生率は、早期(治療開始後3ヶ月以内)でそれぞれ12%、2%、3%、11%、0%、晩期(3ヶ月以降12ヶ月以内)でそれぞれ4%、0%、6%、6%、0%だった。Child-Pughスコアの3点以上の上昇は見られなかった。2点上昇したのは、早期では最大腫瘍径5cm以下(n=50)で8%、5cm超(n=16)で12%、晩期では5cm以下(n=40)で10%、5cm超(n=10)で10%だった。腫瘍径による差は見られなかった。ただし、観察期間中に肝内病変に対して治療が行われた症例(局所再発、肝内他部位再発)は解析対象から除外した。皮膚および皮下組織のGrade3有害反応が4例に見られたが、他のGrade3以上の有害反応は見られなかった。局所再発は、腫瘍径3cm以下(n=22)で0、3cm超5cm以下(n=31)で3(9.7%)、5cm超10cm以下(n=14)で1(7.1%)、10cm超(n=2)で0だった。Kaplan-Meier法による局所制御率は、5cm以下(n=53)、5cm超(n=16)とも2年以降5年まで94%で、腫瘍径による差はなかった(p=0.9445)。全腫瘍を同一治療体積で治療できた48例における3年累積粗生存率は、5cm以下(n=35)で60%、5cm超(n=13)で69%で、腫瘍径による差はなかった(p=0.4328)。考案:炭素イオン線治療の前向き臨床試験を行い、第II相試験で用いた52.8GyE/4分割照射治療は、1週間以内に治療を終了でき、腫瘍径にかかわらず安全で有効な治療法であることが確認できた。3年累積粗生存率は、単発例に対する肝切除に匹敵する成績だった。結語:短期小分割炭素イオン線治療は肝細胞癌の安全で有効な治療法である。, 第42回日本肝癌研究会}, title = {肝細胞癌に対する短期小分割炭素イオン線治療-適応基準作成の試み-}, year = {2006} }