@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061836, author = {浦壁, 恵理子 and 蓑原, 伸一 and その他 and 蓑原 伸一}, month = {Apr}, note = {【目的】粒子線治療の線量集中性をさらに向上させるより高精度な照射法として、スキャニング照射法が期待されている。しかしながら、スキャニング法での線量分布形成は照射中の臓器運動に敏感であり、現在その適用は頭頚部領域に限られている。本研究では、スキャニング照射を呼吸性運動臓器に適用した場合の線量分布シミュレータを開発し、これを用いて臓器運動とスキャニング線量分布について検討を行う。  【方法】呼吸波形と同時に収集した時系列の3D-CT(呼吸位相4D-CT)画像を用いて、標的に対する各呼吸位相でのスキャニング照射線量分布を計算する。これらを元にスポットサイズなどの装置側パラメータと臓器変動量などの対象側パラメータとが全体の線量分布に与える影響をシミュレートする。また本シミュレーションの性能について、周期と運動量が高精度に可変できる動体ファントムの4D-CTデータを用いて評価した。 【結果】呼吸性運動臓器へのスキャニング照射では呼吸同期照射の併用が前提となるが、同期時間とその間の標的位置変動が問題となる。同期時間を短くすればPTV内の線量不均一性は改善するがスキャニング速度と線量制御との関係で照射時間が長くなり現実的でない。一方スポットサイズを拡大すれば臓器運動の影響が軽減されるが、従来からの拡大照射法に対するスキャニング照射のメリットが低減する。これらについて本研究で開発した線量分布シミュレータの結果を元に定量的な解析結果を示す予定である。, 第91回に本医学物理学会大会}, title = {4D-CT画像に基づく呼吸性運動臓器へのスキャニング照射シミュレーション}, year = {2006} }